練馬区立美術館で開催中の「ショパン―200年の肖像」に行った!
Chopin Portrayed in 200years of Images
想像以上に大ボリュームだった。
クラシック音楽の大曲になぞらえて第1楽章~第5楽章の5部構成になっていた。
第1楽章「わたしたちのショパン」
フリデリク・ショパン博物館からの造形化されたショパン像、
明治~昭和の日本におけるショパン受容が分かる楽譜や書籍などを展示。
第2章「ショパンを育んだ都市ワルシャワ」
彼が育ったポーランドの風景や彼を取り巻く人々の肖像画などから、
ワルシャワでの音楽活動を紹介。
第3楽章「華開くパリのショパン」
20歳で故郷を旅立ったショパンのパリでの華やかな音楽活動や
恋人のジョルジュ・サンドとの暮らしが伺える品々。
第4楽章「真実のショパン-楽譜、手紙-」
彼を直接知る人々による肖像画や自筆譜、手紙など。
第5章「ショパン国際ピアノコンクール」
多くの日本人ピアニストも輩出している同コンクールのポスター、
映像、写真などから、コンクールの魅力と意義を探る。
展示は、近代絵画からポスターデザインまで非常に幅広い。
最初は現代アーティストによるオリジナリティ溢れる肖像画。
音楽聴いて思い浮かべるイメージで描く画家たちの画力も素晴らしい。
ショパンの存在感は、現代アートにもあるのだった。
恋人のジョルジ・サンド、家族、彼に所縁のポーランドの風景画。
そして、パリへ移り、街の大改造の光景。
ショパンの当時の肖像画では、
ドラクロア、そして、ドルトレヒトのアリ・シェフール2人が
多く描いていた。肖像画といってもとらえ方が違う。
彼が友人に送った手紙が2通、彼の書く文章は実に凝ったものだった。
ショパンファンやクラシック音楽やアートファンにも
満足度が高い内容だった。
しばらくは読んで余韻に浸りたい。
励みのために、にほんブログ村に参加しています。
ぽちっとclick応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 今日もありがとう!
練馬区美術館
6月2日(火)~6月28日(日)(4月26日(日)の開幕を延期)
日本・ポーランド国交樹立100周年記念