日本民藝館 特別展 「食の器」に行った。 | Studio Kanons memory スタジオ かのんズ メモリー

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日本民藝館には、特にいつの時代になっても古くならない、

モダンなジャポニズム・デザインがあるように思える。
 
今回は「食の器」展が行われていた。
 
 
柳宗悦は、用の美' beauty of usage を展示物で提示した。
 
展示会場図
日本民藝館には見学者順路はとくにない。
 
自分のペースで、展覧会場を巡ってほしいとの気持ちからだそうで、
 
何をどのように見るか。またどのように感じるかはすべて来館者に任されている。
 
なにか解説を読んでからとか観るのではなく、先入観を入れない。
 
直観力を磨く。
 
それが本来の鑑賞の仕方と思っている。
 

 室町時代、江戸時代の饗応と晴の器

 
以下、柳家が日常生活で実際に使用した食器の一部。

                      茶の湯と懐石の器

     柳の工芸論の形成に大きく影響した、

    わび茶の系譜に連なる茶の湯と懐石の器

    伊万里    江戸時代 18世紀  蓋つき茶碗
 
  濱田庄司   1928  茶器
 
    江戸時代 19世紀 お盆  漆塗り
 
  染付磁器  明時代 17世紀後半
 
     織部焼  美濃   江戸時代  向付
 
 
柳の妻や息子たち曰く,
自宅 (現・日本民藝館西館) で使っていた食器が、
いつのまにやら、向かいの日本民藝館の陳列ケースに飾られていることが
多々あったらしい。
 
ある時は、美術品。また、ある時は、柳さんの家の食器。

それほどまでに、ここに飾られている食器は普段使いされていたようである。
 
 画像は陳列風景(ぼやっと映っているが)
   
食器は食物を盛る道具であるが、
日本の料理には、西洋料理より
実にたくさんの種類の食器があるものと、あらためて感じる。
 
併設展もあった。
①欧米の食器
②諸国の土瓶
③晴の染織ー庄内被衣(かつぎ)を中心に
 
庄内被衣は、冠婚葬祭の際に女性が頭からかぶって用いた衣装。
麻地に型染や筒描で紋様が描かれている。
 
 
興味を持ったので、絵葉書で購入。牡丹と萩の花
 
④朝鮮の膳
➄朝鮮時代の食の器
⑥菓子器・菓子箱
 
会期 : 2019年6月25日(火)~9月1日(日)
 

日本民藝館の建物が好きである。

その理由は、日本民藝館  の概略にある。

しかし、柳宗悦の元住居であった西館の開館日に

タイミング悪くて行きそびれた。

それは、そのうちに行ける時があるだろう、と気長に待っている。
 
 

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