青天の日、日本民藝館 (The Japan Folk Crafts Museum)で行われている

洋風画と泥絵 異国文化から生れた「工芸的絵画」 に行った。

 
会期 : 2020年6月9日(火)~9月6日(日)※会期変更

内容

2階の大展示室内には、

 

日本民藝館の創設者・柳宗悦(1889~1961)が

 

「工芸的絵画」と呼び民画 ( Folk art painting )として位置付け、

 

具体的には、江戸時代後期に描かれた 「洋風画」 や 「泥絵」  にスポットを当て、

 

日本民藝館学芸部により編集した

 

『洋風画と泥絵』展の主要出品作82点の展覧会となっていた。

 

印象深いものを図録より挙げておきたい。

 

           蘭船蘭人風俗図屏風 江戸時代中~後期 縦124.5㎝

 

          黒船図 江戸時代後期 横33.0㎝ 

 

        異国運河の景(眼鏡絵)  江戸時代中期 横35.5cm

 

      御固図屏風(部分) 江戸時代後期    

 

 

 

 

 

西洋絵画という分野は、本格的に日本に入ってきたのは明治時代以降である。

 

それ以前の鎖国の江戸時代には、

 

長崎港を通じてオランダや中国から舶来した「異国」の文化は、

 

日本の絵画や工芸にも新しい表現を引き起こした。

 

異国的風物を主題に描いた絵画、ガラス絵や長崎版画、

 

のぞき眼鏡で凸レンズから覗き見る眼鏡絵、

 

大名屋敷や名所の風景を描いた東都江戸の土産絵・江戸泥絵などに、

 

西洋の絵画技法の 影響下に描かれた洋風表現が見い出せた。

 

西洋の画家から直接学ぶことのなかった当時の日本では

 

独特の描写が生まれ、魅力的な西洋画となったことが良くわかる展覧会だった。

 

この魅力を発見した日本民藝館の創設者・柳宗悦は、やはり素晴らしい❣

 

こちらは、事前予約なしで、入館できた。

 

通勤ラッシュアワーに合わないように、帰宅した。

 

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