六本木ヒルズの森美術館で開かれている

「塩田千春展:魂がふるえる Shiota Chiharu The Soul Trembles」

を鑑賞した。

 

彼女のインスタレーションは銀座シックスのホールで見た時も

大きさと素材、発想に驚愕した。その時の様子はこちら

 

今回はベルリンを拠点に活動し、世界各地の美術館、国際展、ギャラリーなどの展覧会に参加し,高い評価を受けてきた塩田千春の過去25年間で最大規模の個展という。

 

手から発するいろいろな関係、祈り、つながり、その前のドローイング

 

 

赤い毛糸で作られた。

 

 5歳の時に描いたものー可愛い。

すでに画才を感じる。左の写真は自身の5歳当時。

 

    絵画

 

素材は毛糸

 

       塩田千春のベルリンのアトリエにて  ビデオより

 

日常生活で集められたガラクタが糸でつながれ、共存している。

 

        皮の素材で網目状のインスタレーション

 

 ピアノを真ん中に置いてある。

メロディから発するイメージは、人それぞれだろうな。

 

数多くの椅子とともに、あなたの座る所はいずこに

それは、自分の頭で考えて、ということかな。

 

 

黒は広大に広がる深い宇宙、

赤は人と人をつなぐ赤い糸、または血液を表す。

まるで私のなかの心の宇宙と外の宇宙を繋ぐように、

糸は絡まり、ときにピンと張りつめ、

その関係はいつまでも途絶えることはない。塩田千春の言葉より

 

  いろいろな形のスーツケースの廃材を太い糸で吊り下げたインスタレーション。

  旅に出た人々の気持ちはいろいろ。目的地や国籍も。

  国際人であっても、海外に行くと日本人であることを意識していなくても認識させられる。

 

ベルリンの壁が崩壊して30年たっても、絶えず変化を遂げている。

その工事現場で捨てられた窓を集めて、そこに生活した人々を思い浮かべたそうだ。

 

他にも自分の身を挺したパフォーマンス映像、

親戚縁者写真、ドローイング、舞台美術の関連資料など、見応えある作品展示だった。

 

ガンの病に侵されて闘病生活を乗り越えた塩田千春が

生きることの意味を問いかけてくるような作品展示だった。

 

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公式サイト  
会場
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
会期 2019年6月20日(木)~10月27日(日)
入場料 一般=1,800円
学生(高校・大学生)=1,200円
子供(4歳 中学生)=600円
シニア(65歳以上)=1,500円
休館日 会期中無休
開館時間 10:00~22:00(火曜日のみ17時まで開館、10/22は22時まで開館、いずれも入館は閉館の30分前まで)
問い合わせ先 tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 森美術館