日本民藝館 The Japan Folk Crafts Museum で開催中の
[柳 宗悦の「直観」 美をみいだす力}展 に行った。(会期3月24日(日)まで)
散歩道の表示と日本民藝館の対面にあった庭。この木は桜の木。
桜の花が咲くころに行ったら、風情があって綺麗だろうな。
文化庁による登録文化財
玄関
玄関の入り口サイド
壺
柳 宗悦(1889-1961)といえば、
「民藝」という言葉の発案者。無数の収集家。
民藝運動を起こした思想家、美学者、宗教哲学者。
日本民藝館の所蔵品は、
柳宗悦の審美眼に叶った、陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など、
日本をはじめ諸外国の新古工芸品約17000点が所蔵されている。
今回の展覧会は、
柳宗悦が、鑑賞者の「本質を見抜く力」を試すかのように、キャプション(説明や解説)を省き、
分野を問わず、柳宗悦が直観で集めた名品を中心に展示されていた。
内部は撮影不可なので、日本民藝館の今回の展示内容は下記をclick!
http://www.mingeikan.or.jp/events/heisetsu/201901.html
同時に併設展もあって、こちらはキャプションあり。
1.朝鮮時代の文房具ー紙・筆・墨・硯
2.朝鮮半島の陶磁器ー民族固有の造形美
3.バーナード・リーチと富本憲吉~工芸作家の仕事Ⅰ
棟方志功の観音経曼荼羅
4.河井寛次郎と濱田庄司~工芸作家の仕事Ⅱ
5.芹沢銈介の染色~工芸作家の仕事Ⅲ「型染絵] を確立
6.民藝運動の作家たち~工芸作家の仕事Ⅳ
鑑賞後、1960年に、柳宗悦が書いた「直観について」のパンフをいただいた。
概略を記しておきたい。
・美しさへの理解について直観が必要である。
知識だけでは、その中核に触れることはできない。
・何の色眼鏡を通さずして、ものそのものを直に見届けることである。
どんなことをするにつけ、普遍的なことである、と思う。
柳宗悦の旧居(西館)。 時々公開される。