ゴルドのメスキータは、
コルドバの旧ユダヤ人街付近にあった。
最初に建てられたモスクでは、
古代ローマや古代ギリシャの建築様式が混在している。
二大宗教がそこに共存しているけど、
共生しているわけではないようだ。
現在のメスキータはあくまで聖マリア大聖堂であって、
モスクではないのだった。
イスラム教徒が個人的に礼拝を捧げることは自由だが、
キリスト教徒たちのように、
集団で祈りを捧げる機会はない。
また、メスキータ内の礼拝堂は聖堂として機能していて、
定期的に礼拝も行われてはいるが、
その巨大な建造物の大部分は歴史的建造物として
観光地になっている。
キリスト教とイスラム教の覇権争いの結末は、
観光という新たな存在によって、
どちらの良さも保たれることになった。
メスキータの目印はミナレット!
ミナレットとは、イスラム教建築の鐘楼で
礼拝の時刻を伝える役割を持つ。
花の小径といわれる所は、
メスキータの北側の50ⅿくらいにあるユダヤ人街の一角にあった。
狭い白壁の道にたくさんお花が飾られて可愛い!
ガイドさんと一緒だから行けたけど、
個人で行くにはわかりずらい所だった。
遠くにミナレットが見える。
次は、5時間かけて、このスペインの旅の最終旅程マドリードへ。
これまで、毎日、都市を変えてのホテルは1泊のみの
スケジュールだったが、
ようやくマドリードで2連泊できる。
続く