セビリア大聖堂とは、スペインのセビリアにある
カテドラルである。
スペインでは最大で、
世界では3位の大きさの大聖堂と紹介されている。
ちなみに1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、
2位はロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ大きさ、
だそうだ。
幅116m奥行き76mと
サッカーのフィールドがスッポリと収まる広さで
教会内部には豪華絢爛の装飾が施されていた!
セビリアは、長くイスラム教徒によって支配されていた歴史を持っており、
12世紀頃には巨大なモスクがいくつも建てられた。
セビリア大聖堂は、キリスト教徒がこの地を奪い返し
モスクを取り壊した跡地に建設されたため、
聖堂のあちらこちらに
モスクの名残を見ることが出来る。
画像は、カテドラルの隣接するヒラルダの塔
1198年に建てられたモスク(イスラム教の寺院)のミナレット(尖塔)を改装して作られた。
イスラム風のアラベスク模様が施された塔に、ルネサンス風の装飾が施され、風向きを測るための巨大なブロンズの女神像が付け足されて完成した。
いわば、イスラム教とキリスト教の鬩ぎあい。
全体的に、イスラム教とキリスト教との
複合文化芸術の寺院ともいえる。
大聖堂の中には、
ヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ航海路を発見した
コロンブスのお墓がある。
画像は4人の王に担がれたコロンブスの棺。
15世紀末、コロンブスの新航海路発見により、
メキシコ、ペルーで銀鉱山が発見され、
植民地化し、
当時のスペインは一躍ヨーロッパで最強の国となった。
次は、バスに乗って、ゴルドバへ行く。続く