“貴方は僕の気持ちなんて分からないくせに”
どうして分かる振りをするの?
僕のほしいものなんて分かってないでしょう。
僕がほしいものは貴方のココロ。
だけども貴方はカラダがほしいのだと勘違いをする。
貴方は僕を満足させればいいと思う。
貴方は自分がそうやって満足するのを、僕でごまかしている。
僕は貴方のココロがほしい。
貴方は僕を自分のモノにしたい。
でも貴方はしているでしょう?
僕のココロを捕らえているでしょう?
なのに貴方はそれだけでは足りないの?
それとも気づいていないの?
それとも貴方は僕のカラダだけがほしいの?
分からないよ。
ココロだけじゃ満足できないの?
カラダだけのほうがいいの?
分からないよ。
貴方とカラダをつなげるためだけの愛玩人形【セックスドール】でしかないの?
僕は貴方の愛玩人形なの?
・・・分かラないヨ・・・
知りタイよ・・・
貴方のココロ。
貴方のすべて。 全部。
僕だけのモノにしたいよ。
全て。すべて。スベテ。
好きだよ。
ほしいよ。
お願いだから。
僕は、貴方のことが好きなんだ。
どんなにひどくされても。
どんなにさげすまれても。
どんなに罵られても。
どんなに嫌われても。
どんなに・・・
壊
サ
れ
テ
も
イトシイカラ。
赦せるヨ。
だけどね・・・
もう・・・限界だよ。
一つになろう。
・・・・ね?
僕は貴方の息の根を止める。
僕は貴方の首を切る。
僕は貴方の首とキスする。
生暖かい唇とキスをする。
僕は口内を犯す。
でも、貴方は答えてくれない。
舌を差し出してはくれない。
だから僕は今度、腕を切る。
貴方の大きな骨ばった手。
まだ暖かくて。
それを僕の頬に当てる。
僕のカラダを触らせる。
僕は貴方の手で自分を慰める。
だけどそれじゃ物足りなくて。
貴方のモノを自分の中に入れて、自分を慰める。
そして、僕は最後に貴方の体を切り刻んで。
・・・一口一口大切に口の中へ運んだ。
もう・・・これで・・・・
ずっと・・・・
貴
方
ト
一
緒
ダ
ヨ
美味しイな。
嬉しいナ。
ね・・・貴方も嬉しい・・・・デショ?
――――――――End―――――――――
「かっちゃん・・・起きてー・・・ご飯だよー・・・』
ん・・・・煩いなぁ・・・
「・・・お魚だよー・・・』
魚・・・・
『魚ぁ!?』
「あ、起きた。』
誰かが、花柄のピンクエプロンを着て、笑顔になってる。
・・・・・・誰?
『誰だァ・・・・・てめぇ・・・・』
誰かは、目をまん丸にして、また笑った。
何が可笑しいんだ・・・?
「あーあ。相変わらずの低血圧だね、かっちゃんは。』
・・・・・・かっちゃん・・・・。
「おい、ハル、あんまり近づくなよ?噛み付かれるぞ。」
・・・・・・・誰だ?
その男は、黒い髪を、束ねて、黒いドクロ柄のエプロンを着けてる。
んー・・・・頭痛い・・・・だけど、いいにおいする・・・
「ちょ、かっちゃん、それは反則でしょ?』
反則・・・?
そう思ってると、花柄エプロン男が、俺の頬に、キスをした。
・・・・・・は?
ちょ、一発殴らせてください。
と、言うわけで、俺は、その花柄エプロン男の鳩尾に一発アッパーを食らわせた。
男は痛みに悶えてる。
俺はその男の顔を見て、思い出した。
昨日の悪夢を。
『ハル・・・大丈夫かぁ・・・?』
ハルは、笑顔で、目をきらきら輝かせながら、俺を見る。
・・・おいおい、尻尾と耳が出てるぞ。尻尾ぶんぶん振ってるんだけど。
「かっちゃん、思い出してくれたんだねっ![]()
これも俺たちの愛のちか「克昌、ハイ、魚。」
武蔵が、俺に焼いた魚の皿を差し出す。
『さんきゅ、武蔵。あと、そこのバカどうにかしたほうがいいと思うんだけど。』
そう、ハルは、無駄な言葉を言いそうになったから、俺が、耳を強く握ってやったら、倒れた。
「ん?大丈夫だ。問題ない。」
『さいですか。』
俺は、ベッドから降りて、皿を机の上において、食べ始める。もちろん、尻尾も頭も食べますよ。勿体無いから。
ハルは、部屋の隅っこで、へのへのもへじを書いてる。尻尾もたれてる。
・・・自業自得だ。
「お前が悪い。」
なぜか俺が、武蔵に怒られた。
何でだ。
俺が首をかしげると、武蔵が顔を赤らめた。
もー・・・可愛いなぁ。
「お前さ・・・その無意識治そうぜ。あれだ・・・あの・・・なんつうか・・・可愛いんだよ・・・/////』
・・・・・・可愛い?俺が?
『いやいや、可愛く無いだろ。』
俺は、魚を食べ終えた。
武蔵は、ため息をついた。
「お前と話してると、俺の悩み事がちっぽけに感じるよ。」
それは良かった。
『良かったじゃないか。』
武蔵は、ため息をついて、煙草を吸い始めた。
少しほろ苦い香り。
・・・俺も煙草を吸うか。
俺は武蔵の煙草の銘柄を見て驚いた。
『Black・・・Stone・・・』
アイツと同じ煙草の銘柄。
・・・俺は・・・アイツを赦さない・・・
俺は武蔵の手から煙草を取り上げる。
「なっ・・・どうしたんだよ・・・!・・・おいっ・・・やめろっ・・・」
その声を聞いてハルも俺を止める。
「やめろっ・・・克昌っ・・・!そんなことすんじゃねぇっ!!!』
俺は自分の手に煙草の点火部分を当てようとしていた。
・・・『根性焼き』だ。
俺の体には、いくつものそれのあとが残っている。
だからあと一個増えようが俺には関係なかった。
・・・こんなに汚れてる俺の体を燃やしてしまいたかった。
だから・・・どうでもよかった。
なのに・・・
バシッ!!!!!
頬に伝わるのは鈍い痛み。
前に立っているのは必死な形相をした春樹。
・・・何でだ。
俺は煙草を咥えて、思いっきり春樹の顔に煙を吐きかけた。
「ゲホッ・・・コホッゲホッ・・・な・・にしやがる・・・』
むせて吐き出すのは憎まれ口。
俺は上半身の服を脱ぐ。
『・・・見ろよ。』
そして春樹と武蔵が見た克昌の背中は、切り傷、擦り傷、痣、蚯蚓腫れ、根性焼き、赤く腫れた皮膚。
それらの傷で痛々しいほどに埋め尽くされていた。
「・・・ナ・・・んだ・・・よ・・・これ・・・・』
春樹は驚愕の声を漏らす。
「誰がこんなこと・・・・」
武蔵は声に憎しみをこめている。
『・・・・酷い・・・か・・・?』
続く
何でこうなったんだ。
あぁ、俺、博士【ヒロシ】に小さいころ、薬飲まされたな。
博士は俺の実の兄で、科学者だ。
狂った科学者。マッドサイエンティストの博士。
あの兄貴は、人間が動物になる薬を研究していた。
兄貴の、最初の実験動物は俺だった。
俺は、兄貴に色々な薬を飲まされた。
それで、色々な危険に立ち向かわせた。
兄貴の魔の手は、俺だけには及ばず、家族までにも及んだ。
それに、俺の友達にも。
そのせいで、両親は死亡。
友達は、体に何らかの影響を受けた。
・・・友達は、俺を恨んだ。
友達は、俺らがこうなってしまったのは、お前のせいだと。
俺を批判し、俺を亡き者にしようとした。
俺は納得がいかなかった。
俺の兄貴が悪いのに、どうして俺ばかりが責められなければいけないのだと。
兄貴の友達もそうだ。
兄貴は、自分の友達にさえ、手をかけた。
兄貴の友達は、俺を批判し、俺を亡き者にしようとした。
ただ、あいつらは。
武蔵と春樹は、俺を批判しなかった。兄貴にやられたにもかかわらず、俺を守って、俺を批判しなかった。
あいつらは常々言っていた。
【お姫様を守るのに、何か理由はあるのか。】
と。
お姫様?
と、俺が聞くと、二人は笑ってこういった。
【だって、僕らのお嫁さんだもん。僕らは王子様だよ。だから、お姫様。】
幼心に、性別の違いなんて分からなかった。
どうやって見分けるのかも分からなかった。
ただ、僕らの敵は、僕らの関係を、気持ち悪いといった。
【男同士なのに気持ち悪い】
・・・どうして?
幼心に、まったく納得がいかなかった。
だって、そのころの俺らは、ガキだったんだから。
6歳だよ?分かるわけ無いじゃない。
いや、違う。
分かろうとしなかった。
・・・・・・だって、気持ち悪い、なんていったら、友達が減るじゃない。
もう、皆いなくなっちゃうじゃない。
・・・14のころ、俺は、暴走族に入った。
・・・・・・もう、守られたくなかった。
自分が強くなりたかった。
もう、武蔵と春樹を、困らせるようなことはしたくなかった。
だけど、俺は結局守られた。
それは俺が、敵に、襲われていた。
当時、俺らの周りには、女なんていなかった。
周りにいるのは男だけ。
俺は、ノンケだった。
なのに、友達は言った。
【どうせ、春樹と武蔵に腰ふってるんだろ?俺らにも振ってくれよ】
・・・と。
ふざけるな。俺は、俺のことは、なに言ったってかまわない。
ただ。
ただ、俺の騎士【ナイト】達には、悪口を言ってもらいたくなかった。
・・・だから、俺は抵抗をしなかった。
なぜかというと、
【おとなしくしてりゃ、春樹と武蔵のことは悪くいわねぇよ】
と、脅されたからだ。
だから、俺は抵抗をしなかった。
心を静かにしていれば、嫌なことは、すぐすぎる。
そう、俺は勉強していた。
・・・でも。
あいつらの舌が俺の体を這うたび、気色悪いと感じた。
気持ち悪いと。不快だと。
俺は、敵のモノが、俺のナカに入るたび、嬌声を上げる俺の体が、恨めしくてしょうがなかった。
そんな俺の様子を察したのか、春樹と武蔵は、俺に、聞いてきた。
【何か嫌なことがあったのか?】
と。
俺は、その嫌なことを言わなかった。
知られたくなかった。
敵にヤられて、感じてる俺のことを。
・・・・・・二人にヤられていると思いながら感じる俺のことを。
知られたくなかった。
こんな気持ち悪い奴が友達だなんて、思われたくなかった。
だから俺は、言わなかった。
・・・二人が、もう気づいていることも知らずに。
俺は、いつものように、敵がいるところに来た。
ドアを開けると、
・・・ぇ・・・・?
血が、流れていた。
昨日まで、俺のことをヤっていた奴らが、血まみれになって。
腕がもげてる奴らがいたり、
足がもげてる奴らがいたり。
・・・噛み付いた後があったりもした。
誰が、こんなことを、やったんだ・・・?
た、確かに俺は、死んでしまえばいいとは思っていたけど。
ま、さか、こんなこと・・・
俺は、背後に人の気配を感じた。
後ろを振り向けば・・・・・・
血まみれの、春樹と、武蔵。
嫌な予感が、した。
『ど、して・・・血、いっぱ・・・ハル・・・・武蔵にぃ・・・・な、んで、血、いっぱい、なの?』
聞きたくなかった。
でも、聞かずにいられなかった。
ま、さ・・・か・・・?
武蔵にぃは、舌なめずりをして、俺に近づいた。
ゾクッ
何か、得体の知れないものを、見た気がした。
・・・・・・い、やだ・・・
俺は、後ずさりをした。
武蔵にぃは、近づいてくる。
ハルも、近づいてくる。
俺は、後ずさりをした。
すると、後ろがふさがった。
もう、逃げられない。
俺が、座り込むと、武蔵と春樹は、俺の隣に座った。
右に春樹。
左に武蔵。
『ハル・・・武蔵にぃ・・・・なんで、血まみれなの?』
二人は答えなかった。
ただ、俺の頬を舐めた。
『っ・・・何・・・?・・・・・・・』
次に、俺の上半身の服を脱がして、カラダを舐めた。
『んぁっ・・・・やめっ・・・・はっ・・・ぁっ・・・』
二人は、黙々と、俺の体を舐め回す。
耳も、首も、唇も、瞼も、胸も、臍も、腕も、足も、太ももも。
ただ、中心には触れず。もどかしく、カラダを舐める。
『ゃっ・・・・あっ・・・・ぁっ・・・んっ・・・ふぁっ・・・・んっ・・・』
蛇の生殺し状態がきつくて、俺は自分の中心を触ろうとする。
だけど、腕を、ネクタイで縛られ、そのネクタイを、壁にある、フックにかける。
すると、ハルが、俺の胸の飾りを弾く。
『んあぁっ・・・あっ・・・』
俺は、嬌声を上げた。
「ね、かっちゃん。どうして、教えてくれなかったの?』
ハルが、耳元で囁く。
どうして・・・?
武蔵も言う。
「そんなに、良かったのか?無理やりされるのが。」
そんなわけ無いじゃん。
俺は、首を横に振る。
「じゃ、何?されて気持ちよかったから、言わなかったんじゃないの?』
違うよ・・・
「それとも、俺らが軽蔑すると思った?だったら、大違いだ。
俺らは、あそこにある、タヒ体と同じことしたいって思ってた。」
・・・え?
『ど、いう、こと?』
二人は、俺のモノを、早く扱く。
『あっ・・・アっ・・・・んっ・・・・ぁっ・・・ァあっ・・・』
また繰り返される快楽に、俺は酔いしれた。
『やっ・・・・イっちゃ・・・あっ・・・んっ・・』
二人は、耳元で囁く。
「「イけよ、俺の手の中で。」』
扱く手の早さに、俺は呆気なく、イってしまった。
その後の記憶は覚えていない。
ただ、二人が喋っていた。
「やっぱさ、兄貴。』
「あぁ。」
「克昌は、可愛いから、俺らが守んなきゃな。』
「だな。」
「そのためには・・・』
「どんな犠牲も苦にならない。どれだけ人を殺そうが、それが克昌のためなら。」
「・・・そうだな、兄貴』
『つづく・・・のか?』
ま、ゲームのやつじゃないんですけども・・・
うし、読みたい奴は読め。・・・腐ってる奴限定なww
よし、3,2、1 GO!
すべては、あの日からだった。
・・・俺の人生が狂ったのは。
俺が、生まれて初めて、同性に恋をしてしまったのは。
・・・・・・こんなに苦しい気持ちになったのは。
俺は、今日会社をリストラされた。
俺の名は、北条克昌【ホウジョウ カザマサ】
何の役にも立たない、23歳の元サラリーマンだ。
取り柄は、顔だけだ。
平凡な大学の出で、平凡な家庭の出だった。
ただ、顔だけは良かった。
・・・それだけだった。
俺は、小さいころ、バーテンダーになりたかった。
親父にあこがれたからだ。
だから、必死で勉強した。
だけど、親父は、反対した。
何故かと言うと、俺を、バーテンダーにならせたくなかったそうだ。
だから俺は、その道をあきらめ、フツウのサラリーマンになった。
だが、俺は所詮、平凡な奴らのただ一人だ。
この不況だ。
どうせきられるのは、目に見えていた。だから、あきらめていた。
はずなのに、俺は怖かった。
だけど、こうなってしまえば、別に、恐ろしくも何も無かったが、ただ、絶望した。
こんなにあっけなく終わるとは。
だから俺は、重い足を引きずって、酒を飲みながら、ただ、家に帰ろうとしていた。
そして、最後の店にしようと決めて、店の看板を見た。
看板には、
【シャドウパンジー】
と、書かれていた。
俺は、変な名前だと思いながら、ドアを開けた。
「いらっしゃいませ。お一人ですか?」
そこには、黒い髪を後ろに束ね、赤いピアスをした青年が、俺に話しかけた。
『あぁ・・・』
俺は気の抜けた挨拶をしながら、カウンターに座った。
「コート、お預かりします。」
そういって、手を差し出してくる。
『いや・・・いい。』
俺はそういって、コートを隣の椅子にかけた。
「ご注文は?」
青年は、メニューを差し出しながら言った。
『・・・そうだな・・・ブルームーンを。』
俺は、メニューを一目見て、言った。
「かしこまりました。」
そういって、準備をし始めた。
俺はそれを、じっと見つめていた。
そのとき、ドアが開いた。
俺は、それに気づかずに、青年を見ていた。
「おい、お前・・・」
誰かが、俺に声をかける。俺は、その声の主の方向に振り向き、声の主を見つめた。
『・・・何か・・・用ですか・・・』
声の主は、俺を見て、顔を赤らめた。
「お、お前、名前は?」
声の主は、俺の名前を問うた。
俺は、それが気に食わなかったので、こう言った。
『人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るモンだろうが・・・』
俺は、相手を、にらみつけた。
すると、相手は、なぜか満足げな顔で、こういった。
「・・・やっぱり、克昌だ・・・【ボソ】」
・・・・・・はい?
『は?・・・馬 鹿じゃねェの・・・』
俺は、青年の方向に向こうとした。
すると、男は、俺のあごを掴んだ。
唇に伝わるやわらかい感触。
男の顔がやけに近い。しかも、目をつぶってる。
・・・睫毛長ぇな・・・じゃなくて!
いやいやいや。なんか、ネットリとしたモンが入ってくるんだけど。
やだやだやだやだ!
俺は思わず、男の唇に噛み付いた。
『てめっ・・・・っ酔いがさめただろうが・・・っ・・・・つか、何しやがんだ!』
男は唇から出る血を舐める。
ゾクリ。
男はニヤリと笑った。
「乱暴じゃねぇか・・・ますます気に入ったぜ・・・お前を、俺以外じゃ満足できねぇカラダにしてやりてぇな・・・」
いやいやいやいやいやいやいや。
聞いてなかった?つか何、今意味不明な言葉が出たよね!?
あー・・・そっちの人なのか・・・せっかく、かっこいい顔なのに・・・つか、獣みたいな、ツラなんだけど。
・・・あれ?青年が、俺らのほう見てますよ?というか、男のほうを。
「兄貴、俺の獲物に何しやがる!」
青年が、いきなり切れた。
つか、何。獲物って。あれ、俺食べられちゃう系ですか?
まぁいいや。この混乱に乗じて逃げよう・・・
そう思って、コートをとって、出ようとする俺の肩を、大きさの違う二つの手が、掴んだ。
俺は、後ろを振り向いた。すると、男と青年が、俺の肩を掴んでいた。
「お客さん、アンタの家は、もう無いですよ?」
と青年。
「お前の家、俺が買収したから。」
と、男。
・・・は・・・?
家が・・・無ぇ・・・?
あぁ。もうヤダ。家が無い。
・・・仕事も無い。
俺は、笑い始めた。
何で笑ってるのか分からない。。。
俺、変だ・・・
そんな俺が面白くて、俺は笑う。
『は は は は
は は は は は は は は
ハ は ハハハハハハハハハハハハ 』
そんな俺を見て、青年と男は、怪訝そうに、俺の目じりにキスを落とす。
「泣かないで。俺も悲しくなるから。」
と青年
「泣くな。お前の家は、俺らの家だ。」
と男
・・・泣く?
面白いやつらだ。俺は、笑うのをやめた。
『泣いて ないだろう? お前ら 可笑しい
俺は 家が無い お前ら
俺に 何の恨みが あるんだ
なぁ 教えろ よ 』
男は、俺を姫抱きにして、店の階段を上がった。
青年は、電気を消して、店を終わらせて、階段を上がってくる
男は、俺を、ベッドに放り投げた。そのベッドは、俺がいつも使っているベッドだった。
男は、椅子を二つ持ってきて、ベッドの横に置いて、一つに座った。
青年は、もう一つの椅子に座った。
俺は、ベッドの上で、上半身裸になり、倒れこんだ。
二人は、顔を赤らめ、二人でヒソヒソ話をする。
「ちょ、兄貴、あれは、マズいって。可愛すぎるって。』
「春樹、お前も思ったか。つか、誘ってるようにしか見えなくね?」
「大体、もともと可愛いのに、あの白い肌だもん。なんかもう、キスマーク着けたい・・・
というか、据え膳食わぬは、男の恥だろ?』
俺は、身の危険を感じたので、服を着て、男達を殴った。
・・・・元総長をナメんじゃねぇぞ、このやろう・・・
男達は、痛みにもだえた。
『まず、テメェらの名前教えてもらおうか。』
とびっきりの黒い笑顔で 脅 す。
堕天使とうたわれた俺に、脅 せない奴はいねぇ。
男達は、俺の笑顔を見て、顔面蒼白になり、答えた。
「俺は、二宮春樹・・・』
と青年
「俺は、二宮武蔵だ」
と男は言う。
俺は、ポケットから煙草を取り出し、火をつける
『俺は、北条克昌だ。・・・で?』
春樹と武蔵は、そろって首をかしげる
俺は、そんなに奴らは馬鹿なのかと思った。
俺は、武蔵の頭を殴った。
『何でキスした。何で、俺の家を買収した?』
武蔵は、納得したようで、答えた。
「キスしたのは、可愛かったから。家を買収したのは、一緒に住みたかったから。」
・・・何か訳わかんない言葉がでてきたな。
『まず、可愛いを否定する。俺は男だ。可愛くねぇ。
あと、一緒に住みたいだと?俺は、お前らのことをはじめて知ったんだ。
それで、一緒に住めるわけねぇだろ。あと、貞操の危機がありそうだから。』
春樹と武蔵は、目を丸くした。
『・・・?何だよ・・・』
俺が聞くと、春樹と武蔵は、俺の隣に座った。
右に春樹。
左に武蔵。
二人は、耳元で囁く。
「俺だよ、かっちゃん。約束したろ?』
「克昌、俺らは、約束を果たしに来たんだ。・・・忘れてたのか?」
かっちゃん?
約束?
・・・あぁ、あれか。
『・・・・お前ら、ハルと武蔵にぃか。』
春樹と武蔵は、頷いた。
「思い出した?かっちゃん。かっちゃん、俺らのお嫁さんになるって、約束したろ?』
・・・・・・あー・・・そういやしましたねぇ。
「忘れてたな・・・克昌」
二人は、顔を見合わせて、頷きあう。
ちょっと失礼じゃね?俺を馬鹿扱いしてるよね。うん。
『あのさ・・・お嫁さんにはなれないと思うんだけど。』
・・・そうだ。
俺は男だし、お嫁にはなれない。
・・・つか、好きでもねぇし。
すると、二人は傷ついた顔をした。
なんか、春樹に犬の尻尾と耳が見える。なんかシュンと垂れ下がってるように見える・・・つか、本物か?
俺が、春樹の犬耳を触ってみると、本物のようだった。
・・・なんか、春樹が可愛い・・・
だって、顔が赤いんだもの
武蔵は・・・うん、狼の耳っぽいのが生えていた。後、尻尾も。
だって、野獣だもの。
俺が耳を触ると、武蔵は、耳を押さえた。しかも可愛い。顔が赤いし。
『・・・二人とも、可愛い・・・』
クスクス笑いながら、俺は、二人の耳を触る。
「さ、触るな。襲うぞ?かっちゃん。』
・・・そういう風に言っても可愛いんだもん。
うらやましいな・・・
武蔵が、俺の腕を掴む。
「克昌・・・触るな。マジ襲うよ?んで、優しくなんかしないよ?あと、し終わったら、ボロボロにして捨てるよ?」
・・・武蔵が言うと、マジしそうで怖いからヤメテ・・・
『分かった。やめる。・・・・ぅえ?』
俺が、快く承諾すると、何かが、生えてくる感触がした。
「・・・』
二人は俺の頭と、腰を交互に見る。
なんか、エ ロいんですけど。視線が。
「可愛い・・・』
・・・は?
「つうか、エ ロい・・・」
二人は、俺をガン見してる。
え?何、何なの?
「猫耳とか・・・博士、GJ!』
春樹が、ガッツポーズをしながらいう。
・・・ネコ・・・耳・・・?
俺が頭に手を載せると、なるほど、猫みたいな耳が生えてるんだろうな、きっと。
何かふわふわだもん。
「尻尾もだけどな。」
とかいいつつ、武蔵が、俺の後ろのものを触る。
『にゃぁ!?』
変な声でたんですけど。
あれ?・・・尻尾あるんだよね・・・?ってことは・・・
尻尾を動かそうとするイメージをしたら、何かが、俺の目の前にある。
ふわふわの、黒い尻尾。
・・・・・・なんだこれ。
・・・・・・・・・・どうしてこうなったんだ。
え?何で?パニックになった俺は、何かが抜けるのを感じた。
すると、俺の視界は、歪み、暗転した。
『続く・・・のか?』
ヤバイよね。
いや、治そうと思ってないのがいけないんですけど。
でも治さなくてもいいよね。うn(ry
最近煙草の煙が嫌になってきた海月さんですた。w
ここか・・・
執事学校に着いた。
ここに来るまでの道のりは
一、目隠しされ、車に乗る。
二、目隠しを外され、ヘリに乗る。
三、ヘリから落ちる。
四、着地
って感じですた。
俺が、門を開けると、庭師(みたいなやつ)が俺の近くに歩いてきた。
「あのー・・・」
「はい?」
「もしかして、須藤彰様ですか?」
「えぇ、まぁそうですけど。」
「じゃあ、こちらへどうぞ。」
そういって、庭師(みたいな)の少年は、バラが咲き乱れる、美しい庭にやってきた。
「ここでお待ちくださいませ。」
「はぁ・・・」
そこで、庭師(みたいな)の少年は、元来た道へ帰っていった。
俺は、バラを鑑賞しながら、歩いていった。
すると、赤いバラの中に、一輪だけ、黒いバラが咲いていた。
俺は、そのバラに、触れてみた。
何故か、置いてきたやつに似ていたからだ。
「ったく・・・柄じゃねぇな」
俺は、自分を心の中で嘲ると、バラに触れた手を引っ込めた。
「みゃぁ・・・」
「!」
猫の鳴き声がした。
まるで、牙狼に似た鳴き声だった。
「まさか、な・・・」
「おーい。」
「へっ?」
上からかけられた声に、俺は思わず、素っ頓狂な声をかけてしまった。
「これ、お前の猫ー?」
銀髪の青年が、黒い猫を抱えていた。
それは、まさしくー・・・
「牙狼!」
「ほいっ」
青年が、牙狼を離す。と、俺は思わず、猫の落ちていくであろう場所へ、走った。
そして上から伝わる、暖かいふわふわの黒の毛に触れた。
「牙狼!お前、なんでここに・・・」
「みゃおぅ」
牙狼は何も分かってない様子で、俺に触れた。
銀髪の青年は、俺たちを見ると、そこから飛び降りた。
「危ねっ・・・」
だが青年は何事も無かったかのように、美しく着地した。
「へぇ・・・それ、牙狼っていうんだ。」
「悪ぃか。つか、コイツを落とすなよ。大丈夫だったか?牙狼。」
「みゃー」
「そうかそうか・・・ニコニコ」
「っ・・・///」
「ん?何顔赤くしてんだよ。」
「べっ別に・・・・」
「ところで、お前の名前は?」
「佐伯・・・悠馬」
「ふーん・・・よろしくな、悠馬。俺は、須藤彰だ。」
「お前、須藤家の御曹司だったのか・・・」
「もう、違う、よ」
ふと、眼を伏せると、悠馬は、後悔したように、
「わ、悪い。」
と、言って、頭を下げた。
「かまわないよ。皆、そうだから、な。」