善徳女王という韓国歴史ドラマがあります。
BSでループされてるコンテンツなんですが、今回じっくりみてまして、想像以上に面白いです。
権力争いってどんなものか、支配者は何を考えているのか、善徳女王の成長とともに庶民の私にもわかるように教育されている感じです
昨日は、38話で『穀物騒動』というタイトルでした。
凶作になりそうなときに、貴族がやることの説明がありました
やることは以下の通りです。----------------------
①食料を買い占める&高利貸しをする
・食料価格の高騰を演出
②小作農・自作農が没落する
・借金して食料を買い続けるが、不作で借金を返せない状態になる。
③貴族は土地と奴婢を手に入れる
・自作農→借金のかたに土地を取られる&奴婢になる
・小作農→借金のかたに奴婢になる
・奴婢にならない事を選んだ人は流民になる
④一通り終わったら、救恤米(飢饉に備えて国が蓄えていた米)を出して民をなだめる
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貴族が、自分の懐を傷ませないで土地と労働力を得るやり方です。
自然現象や社会環境に乗っかってやることは、今も全く変わらんですな
ドラマでは、主人公はまだ女王じゃなくて王女なんですが、対抗措置を繰り出して頑張ってます。大量の米を高値で売り仕掛けて、市場価格を安定させ、安くなったら買い戻す作戦。貴族が買い支える限界を超えたら価格が落ち着く上、国庫が潤うという目論見です。
今日のドラマのタイトルは、市場が大荒れで民が怒り、暴動が起こるようです。
この経済戦争の行方、どうなるのか興味あります
このドラマ、義理人情やら仲間やら、恋ごころやらが散りばめられていて、結構泣きますよ
その上、勉強になるんだから、有り難いです
韓国ドラマ、恐るべし