このところ、今年度の花音朗読コンサート関連でバタバタ過ごしております。2024年はおかげさまで、早々に鎌倉芸術館さんでの「夏休みこどもコンサート」が決まり、例年開催させて頂く、神奈川近代文学館さん、秦野図書館さん、そして、初めての会場となる海老名市立有馬図書館さんからもご依頼を頂きました。本当に嬉しいことで、ありがとうございます。

 

このブログをご覧いただいている方はご存知(笑)かと思いますが、私たちは本当にまじめにコツコツ準備をさせて頂き、納得いくまで、話し合い内容を検討しています。

なので、昨年末ごろから同じ作家さんの本を何冊も読んだり、過去の自分たちの朗読コンサートを振り返ってみたりしておりました。

 

そんな時に、かなり前に図書館に予約していた話題の本が届いたと連絡がきました。頭が固くなっていた私にとっては全く違うジャンルの本に心が柔軟になったのか?あっという間に読んでしましました。

 

今日はその本の紹介です。

2024年 文藝春秋出版 「BLANK PAGE」

空っぽを満たす旅 内田也哉子 著

 

 

この本は皆さんご存知の女優の樹木希林さんとロッカーの内田裕也さんの一人娘の内田也哉子さんが両親をたてつづけに喪ったあとのお気持ちを綴っています。
その気持ちは・・・「人生の核心的登場人物を失い空っぽになった私は 人と出会いたい、と切望した」とのことでした。

 

季刊雑誌「週刊文春WOMAN」に掲載されたもので、その出会いたい人というのが、谷川俊太郎 小泉今日子 中野信子 養老孟司 鏡リュウジ 坂本龍一 桐島かれん 石内 都 ヤマザキマリ 是枝裕和 窪島誠一郎 伊藤比呂美 横尾忠則 マツコ・デラックス シャルロット・ゲンズブールの15人との〈一対一の対話〉だったそうです。その記録が一冊にまとめられていました。

 

お一人お一人、皆さん有名で個性的で興味深い上記の15人の方たちです。その他に母樹木さんの車の話や夫本木さんから「一人旅をしてみたら」と言われたという章がありました。

 

全く違う世界の人の話ではありますが、私も数年前に両親を亡くした時のことなどを思い出しました。その時の気持ちや、親とのかかわりなどもあらためて考えたりするきっかけになりました。お彼岸の時期だからこそ、良いタイミングに読むことが出来き、よかったなぁ~と、思いました。

 

 

以前ブログでも紹介した↓

この時と同時に予約したので、かなりの月日が経ちました。

それほど人気の本だったわけです。何人待ちだったのかしら?

予約しようと思ったきっかけなどは↑のブログで書いていますのでもしも、気にして頂けるようでしたらクリックして頂ければと思います。

 

 

泉 20240321