こんにちは。
すっかり寒くなりましたね。
室内でも足元からしんしんと冷えてくるようになり、フリース生地のスリッパを引っ張り出してきました。
これを履くようになると、私の中では冬到来です。
さてさて。
先日、図書館に立ち寄ったら、こちらの本が紹介されていました。
「小さな本の大きな世界」 長田弘 酒井駒子・絵 クレヨンハウス
思わず中をパラパラと覗いてみると・・・。
長田氏の本にまつわるエッセイに、酒井駒子さんの絵がふんだんに添えられているという、なんとも素敵な本ではありませんか?!
ということで、ホクホクしながら借りてきました。
どんな本なのか、もう少し詳しくご説明します。
アマゾンの紹介文章から引用させていただきましょう。
やがて、とある日、黙って森を出てゆくもののように、わたしたちは逝くだろう…… 詩画集『詩ふたつ』にそう記した長田弘さんは、2015年5月、世を去りました。あれから1年……。 稀代の読書家・長田弘さんが遺した「本にまつわるエッセイ」145篇を、絵本作家・酒井駒子さんの絵とともに1冊におさめました。 童話、小説、随筆、絵本、図鑑……あらゆるジャンルから「一生ものの本」に出会うきっかけになる1冊です。 大の本好きの「あなた」から 大の本好きの「あのひと」へ 贈りものにもどうぞ。
目次を見てみると、本当に色々な作品のタイトルが並んでいます。
厳密にいえば、まず並んでいるのはエッセイのタイトルで、そのあとに作品名が記されています。
例えば、
チェロとジャズ ・・・・「セロ弾きのゴーシュ」
という感じです。
「セロ弾きのゴーシュ」のようなお馴染みの作品もありますが、それほどお馴染みではないだろうなぁ・・という作品も。(あくまでも個人的な感想です笑) たとえば・・・・。
「ここにないもの 新哲学対話」※長田氏曰く「哲学って漫才に似ていると思うくらい、対話の楽しさ、言葉のやりとりのおもしろさにみちた哲学の絵本」だそうです。
「金属の旅」※長田氏曰く「生き生きとした知的好奇心を誘われずにはいられない、ありそうでいて、あまりない、(金属に関する)知識の旅への誘いの本」だそうです。
この2冊に限らず、個人的には「ここで教えてもらわなければ、手に取る機会がないだろうなぁ・・」と思うような作品もたくさん。好奇心がくすぐられました。
そんな中から私がまず読んでみたのは、絵本「クリスマスまであと九日。セシのポサダの日」について書いていたエッセイでした。
というのは、以前、私もこの本についての紹介をしたことがありましたので、「わ!! 長田さんは、どんなふうに紹介しているのだろうか」と、とても興味を感じたからでした。
長田さんがこの絵本について書かれたエッセイは、ぜひお読みいただくとして・・。
エッセイにつけたタイトルだけご紹介します。
「星ふる夜の絵本」。
うーん さすがです。
勉強になります!
そしてそして。酒井駒子さんの絵がとても素敵です。
基本、ひとつのエッセイごとに異なるシーンのうさぎの絵が挿入されているのですが、すべて「本」に寄り添っている姿となっています。
本を読むという幸せな時間が形になると、こんな感じなのではないか?と思うような、懐かしくて静かな世界が描かれています。
↓こちらは裏表紙です。絵が見えるよう拡大しました。ご了承下さい。
こちらの本、まだ読み終えてはいないのですが、長田さんの紹介にそそのかされ(笑)、どうしても読みたくなってきて、そのまま図書館に予約リクエストを出した本が既に何冊も!!
実際に読むのが楽しみです♪
★酒井駒子さんの絵本について書いたブログです。併せてご覧ください。
薫 20221119