新緑から深い緑に山々の色が濃くなってきましたね。
そんな初夏を感じる緑の中、車を走らせて栃木県へ行ってきました。姉宅訪問ついでに「とちぎを旅して、とちぎに泊まろう」キャンペーンで、少し観光もしてきました。
泊まった宿にあった「時間旅行のご案内 NIKKO KANAYA HOTEL」という充実したパンフレットに感動して、今回はいつもとちょっと違った角度から紹介させて頂こうと思います。
↑金谷ホテルの客室にあった30ページのパンフレット
日光金谷ホテルは現存する日本最古のクラシックホテルと言われています。1870年頃、宿に困っていた外国人を自宅に招き入れたのがきっかけのようです。その外国人がヘボン博士(ヘボン式ローマ字の考案者)で、金谷家のことを紹介したのが博士の紹介で宿泊したイザベラ・バード「日本奥地紀行」の著者でした。
驚いたことに創業者の金谷善一郎氏には二人の息子さんがいて、長男は金谷ホテルを継ぎ、二男は箱根のクラシックホテル富士屋ホテルの婿養子になったそうです。
その他、このパンフレットから多くのことを知ることができます。ホテルの伝承と創造、戦後から現在に至るまでの苦労、宿帳に記された有名人の名前、歴史を感じる建造物や調度品、などなど・・・
そして、なんといっても迷路のような建物は明治大正昭和と時空も飛び越えてしまうようでした。たいへん興味深く、たくさんの写真を撮りました(笑)
↓現在の金谷ホテル本館前
二階建てだった建物の下を掘って三階建てにしたという正面玄関には昔ながらの回転扉があり、写真には写っていませんが、左側にある別館の前にはロンドンタクシーが置かれていました。
↓部屋に置かれていた絵葉書2枚
絵葉書右側は二階建ての時のホテルの写真です。
なんだかホテルの紹介のようになってしまいました(笑)申し訳ありません。展覧会などで購入する資料と同様、旅先でのパンフレットも大好きなんです。
そうそう、中禅寺湖の湖畔にある「英国大使館別荘記念公園」と「イタリア大使館別荘記念公園」へも立ち寄りました。その時に自由に読んでOKの本がありましたので、写真で紹介させて頂きます。次回はもっとゆっくりテラスの椅子で本を読みたいと思います。優雅に飲んだ紅茶の写真も載せさせてくださいね(笑)
↑アーネスト・サトウの書斎の上に置かれていた本
↑廊下に置かれていた本棚
↑英国大使館別荘館内のカフェで飲んだイングリッシュティーのポットと皿
↑とっても美味しかったスコーンとクッキー
※本日、今年の神奈川近代文学館で開催「花音朗読コンサート」のチラシの最終校正が届きました。ステキに作ってくださいましたので、どうぞお楽しみに!
泉 20220602