野鳥たちにとって羽の手入れは欠かせない。

 

365日の野外生活。雨、雪の中でも体温を一定に保つためには防水性に優れた羽が必要。水をはじくのは「脂」。

 

この脂は尾羽の付け根の「脂線」

から出てくる脂を嘴でとって全身に塗り込んでいく。

 

多くの野鳥は頭の羽の手入れは脂を一回

足の指に塗り頭を足で引っ掻くようにして塗り込む。

 

翼の間から足を出して頭をかく「間接頭かき」。

 

直接足を頭に乗せるようにして行う「直接頭かき」が知られている。

 

ヤマセミはどちらでもない。あのリーゼントヘアーに脂を塗るには?

 

 

おそらくこの動作は国内で初めて記録された

ヤマセミの頭かきだと思う。名付けて

 

「翼裏頭かき」と呼んでいる。

 

嘴の脂を翼の裏側につけて頭をゴシゴシ。

初めて見た時は「感動」ものだった。