「あー、やっぱりこの曲って良いなー」
「この曲、最初はあまり好きじゃなかったけど何度も聴くうちに癖になる良い曲じゃん」
自分でも無意識に「良い曲」と言ってしまっているが、ふと。
「良い曲」って何?
と考え始めたら止まらなくなってしまった。
「良い」があれば「悪い」もあるのだけれど、そもそも「悪い曲」ってあるのだろうか?
公式にリリースされている以上、少なくとも技術的には一定の水準を満たしているはずだ。
提供曲ならなおさら、多くの人の判断を経て世に出ている。
その上で「良い」「悪い」を判断するのは「受け手」が自分の嗜好や気分に「合う」か「合わない」か、だと思う。
そんなことはわかってるよ。
面倒臭いな自分、って思ってるよ。
それでも、音楽を聴いていると、やっぱり自然に口から出てしまう。
「この曲良いよねー」
というわけで珍しくタイムリーな話。
timelesz の新曲「消えない花火」がリリースされた。
最初に聴いたときは……
「ふうん、きれいな曲だな」
シングルかぁ……タイアップかぁ……バラードかぁ……
(いや、タイアップはありがたいことですが)
きれいなメロディだし「打ち上げ花火」の華やかさも花火の後の少し切ない感じもあって。
歌詞やメロディーやアレンジに「良い意味」で「引っかかり」(ツッコミどころ)がなくて。
「きれいな曲」
でも何度か聴く(MVを見る)うちにふと気がつくと脳内でメロディを追っていて、少しづつ見え方が変わってきた。
「……なんか良いじゃん」
「やっぱり良いじゃん」
「すごく良い曲じゃん!」
ちょろいな、私。
そして何度も聴いているうちに、「曲が好き」になっただけではないことにも気付いた。
歌声が(少し)変わった。
特にしゅーとは柔らかさや感情の乗せ方がぐっと良くなったし、しのも声にハリが出て低音が安定してきた。
この曲だからこそ、その変化がよく伝わってきた気がする。
そんな変化も、全体的にバランスが良い「良い曲」になったんじゃないかな、と思ったりする。
(もちろんそれだけじゃないけどね)
「良い曲」が、「良い曲だよね」と自然に言ってもらえる。
そんなふうに長く愛される曲になったらいいな。
私にとっては、そんな一曲になりそうな気がしている。
そして、この曲もまた、誰かにとってそんな一曲になっていったらいいなと思っている。