こんにちは。
セルフコーチング✖️人生構築の
オリジナルメソッドで
生き方に自信を育む
”自分の人生を愛する人を増やす”
叶羽 時（かのは とき）です。
宝塚時代から
仕方なく伸ばしていたロングヘアを
バッサリと切って
念願のショートカットにして間もない
２０２０年の3月。
まだ、コロナがここまで拡大していなかったので
一ヶ月ほど、東京へ滞在していたんです。
その時、宝塚時代
苦楽を乗り越え頑張った
自分から自分へのご褒美として
銀座にアパートを借りて
“覇者感“を味わってみました
そして、更なる覇者感を味わうべく...
私が持っている中で
できるだけハイブランドの物を身に纏って
銀座のビルズでモーニング
帝国ホテルのラウンジで
アフタヌーンティー
ディナーは銀座のCHANELのベージュ
プラスαで！
夕方には銀座の美容室の
超人気美容師さんを
数ヶ月前から予約して
カットしてもらいました。
これら全ての予定が
借りていたアパートから徒歩圏内。
という、ステータスも感じて
...人生でこれ以上ないほどの
覇者の感覚を味わってみました
でも、この1日を終えてみて...
大きな問題が起こりました。
気分がいいわけでもなく
かと言って
不満があるわけでもなく...
無の境地だった
なんの感情も湧いてこないんです。
せめて...
疲れた。とか
満足〜とか...
何でもいいから
感情が湧いてきて欲しいのに
無
無の境地ほど
辛いものはないですよね。
だって、それほどまでに
何も感じないように
ブロックしてるってことですから。
要するに
1日、覇者体験をしてみて
私は、何か心に深い闇を感じかけた
そして、その心の闇を
しっかり感じるのが怖くて
無の境地へと陥った
この原因は、分かっているんです。
夕方にショートカットにしてもらった
銀座の超人気美容室の
超人気美容師さんに
深く共感したから。
予約も数ヶ月先まで取れない
インスタグラムのフォロワーも
数十万人
予約を取るのに
「何ちゃらかんちゃらアートディレクション代」
みたいな追加料金がかかる
※横文字の難しいシステム＝何ちゃらかんちゃら
どこからどうみても
美容師さん業界では完全なる
覇者
銀座のカリスマ美容師さんですから
それはそれは、もう...
キラッキラしてておしゃれで...
なんて楽しみにしていたら。
そのカリスマ美容師さん。
すっごく疲れてたんです。
明らかに寝不足？
目の下に三日月型の真っ黒なクマ。
そして、急に
「僕のカットでも大丈夫ですか？」と
不安げな表情。
インスタのプロフィール画像の
“成功してます感“からは想像つかない
人間味あふれる表情でした。
と、思いきや...
髪型に関してのお悩み相談をしても
「あ〜僕のカットはこういうスタイルが評判いいので」
の一点張り。
でも、この一点張り。
心から言っているのでないな。と
感じ取れたんです。
「こう言える美容師であるべきだ」
「似合わせカットではなく
お客さんが“僕に合わせたい！“と
いってくれるような美容師でいなきゃ」
銀座の高級ヘアサロンの
人気美容師とはこうあるべきだ
という、世間体に縛られている感が
すごかったんです。
世の中の正解に振り回されている
感じがしたんです。
だから、私も否定することなく
「では、お任せで！！」と
めっちゃくちゃ楽しみに
“人生初のおまかせ“をお願いしてみました。
...結果。仕上がった私の姿は
まるで石川五右衛門だったのですが
まぁ、それは置いといて。
（今は無事に髪の毛がのびたから大丈夫）
この、美容師さん。
「普段はどんな美容室で切られているんですか？」
...と質問してくださったので
今、お世話になってる
美容師さんのインスタをお見せしました。
すると、きらきら目を輝かせて！！
「あ〜いいですね
」
「近所の通いつけの美容室みたいな
雰囲気のサロンってステキですね！」
「お店そのものは、こじんまりしてるけど
長い間通ってくださってる
お客様と付き合うのって楽しそうですよね」
...と、お話ししてくださいました。
....!!
そうなんだ。
この人は、そう思っているんだ。
人気者で、成功してて有名で。
美容師さん業界では
覇者
でも、自分の幸せはそこじゃない
世の中の正解って
「超人気カリスマ美容師」を
貫くこと
でも、きっとあの美容師さんの正解は...
自分の正解は…
「近所の通いつけの美容室の様な
アットホームなサロンで楽しく働く」
であって...
「お店そのものは、こじんまりしてるけど
長い間通ってくださってる
お客様と付き合って、笑顔沢山で働く」
っていうことなんじゃないかな。
自分の本音を
もっと大事にできるんじゃないか。
そう、葛藤しているのかも。
どう生きるべきか。を
一生懸命考えているのかも。
そして、人生をどう選択していこうか
迷っているんじゃないかな...。
「こうあるべき」っていう
世の中の正解を最優先にしがちなのは
周りを気遣うが故の優しさ
「こう振舞った方が期待を裏切らないかな」
「こうしておいた方が、楽しんでもらえるかな？」
「自我を消さなきゃ！」
そんな、周りの意見も大事にするからこそ
自分の本音を後回しにしがち。
それって、優しいからできること。
その優しさを、より花咲かせられる方法は
自分の本音も大事にしてあげること。
そして、自分の本音で生きて
“自分の正解“で生きて...
自分が自分の人生を
心から楽しんで、幸せに生きる姿が
周りの人のことも、より幸せにできる。
と、知ること。
今でも十分に幸せだろうし
優しさが活かされているけど...
自分の正解で生きることが
周りの人も幸せにすることが出来る。と
知ると...
幸せの質も
より深く広く、濃厚になってくるだろうし
人生を愛せる。
そして。
この日、この美容師さんと別れた後
無の境地に陥った私。
無の境地になるほど
どんな心の闇を感じたのか？
覇者になる必要はないよね。
なんで、覇者感を味わおうとしたんだっけ？
っていう...
自分の中に湧き上がった
謎の欲望に、ちょっとばかり闇を感じたのです。
でも
美容師さんの、優しさに触れて
気がつきました。
私の幸せな贅沢は...
世の中の正解＝銀座界隈でお金をかけて過ごす
じゃなくって。
自分の正解＝家でのんびり過ごす
世の中から見たら
お金のありそうな生活をしている方が
「お〜〜」と思われるのかもしれないし
“映える“のかもしれない
でも、そこじゃない。
私の幸せは、そこではない。
“今あるもの“で最高に満足したい。
無の境地になるほど
考えさせてくれた
美容師さん。
ありがとうございます
どうか...
優しい人たちが
優しいが故に
しんどくなりませんように
また、あの美容師さんに
会いに行こう。
石川五右衛門になったって、いいや。
また、必ず会いに行こう。
