KANO空感設計のあすまい空感日記 -22ページ目

KANO空感設計のあすまい空感日記

愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

http://www.kano-cd.jp

「空縁の家/豊橋」 の現場へ。

無垢のクリのフローリングを張っています。
ドイツ製自然塗装のリボスがあらかじめ塗られています。
2色を張り分けします。
メインはクリヤー(透明)で、リビングや音楽コーナーなど床が20cm下がったところは、黒っぽいものにします。段差の違いを明確にして、つまずくことを防止することにもなります。
「元氣の家/豊川」の現場へ。

2種類の外壁材で張り分けします。
1,2階南面は、北米産のノーザンホワイトシダー という木を張っています。
様々な特徴 があります。
抗菌成分と特殊な細胞構造により木材腐朽菌やカビ、虫害を寄せ付けません。
耐候性が高く、国内での実績もあります。

ざらざらした面を表に張っていますが、それが北米での使い方です。
カンナ掛けするよりも、表面積が大きいので、雨で濡れた後に早く乾きます。
ワイルドな味わいになると思います。

他の外壁面には、遮熱塗装ガルバリム鋼板が張られました。
木の繊維断熱材ウッドファイバーの代理店の山宗(株) と打合せしました。

木の繊維断熱材はドイツのパッシブハウスでよく採用されており、日本初のパッシブハウスである鎌倉パッシブハウス でも採用されました。

ウッドファイバー は北海道の(株)木の繊維 で生産されています。
ドイツのホーマテルム社の機械と技術を使って、北海道産のカラマツやトドマツの間伐材などが原料になっています。

日本の省エネルギー基準では、断熱材の断熱性能は、断熱材の熱伝導率(熱のと厚みから計算される、熱抵抗値しか評価されません。

しかし、断熱性能はそれだけで評価されるべきではありません。
熱容量が重要だと考えています。
熱容量とは、熱エネルギーを貯め込むことができる容量のことでです。
熱容量が大きいほど、夏は外部からの熱が伝わるのを遅くさせ、冬は蓄熱保温性が高まるのです。

例えば、レンガやコンクリートは熱容量の大きな材料です。
だから、いったん蓄熱すると、なかなか冷めません。

名古屋の木の造作キッチンメーカーの(株)フォルムデザインの松岡社長と打合せしました。 私たちの設計では、お施主様のご要望や条件などにより、システムキッチンを選んだり、造作キッチンを選んだりしています。造作キッチンにする場合は、木の暖かみを生かした雰囲気のデザインにすることが多いです。 ダイニングやリビングと一体となったオープンなキッチンにすることが多いので、キッチンが違和感なく、廻りのデザインとの統一感を出すにはいい方法です。 フォルムデザインは、そういう「木のキッチン」が得意なメーカーです。数種類の木の扉の実物サンプルを持ってきてもらいました。ヒノキ、サクラ、ナラ、タモなどがあり、扉のデザインは数種類あります。 一般的な、木の扉は、突板といって、合板の上に、ごく薄い木のシートを張っていることが多いですが、フォルムデザインは、無垢の木を使っていることが特徴です。傷が付いたり、汚れても、紙やすりをかけて、自然塗装リボスを自分で塗れば、簡単にメンテナンスができるのが、無垢のいいところです。無垢のフローリングと似た、特徴があります。 いろんな話をしているなかで、なんと、多治見北高校の大先輩であることが判明。しかも、実家は同じ多治見。世間は狭いなあ。
遮熱シートのリフレクティックス の代理店と打合せをしました。
数年前の建築総合展(過去ブログ )で見て以来、リフレクティックスの講演会も行ったことがあり、知っていました。

遮熱シートというのは、梱包材のプチプチみたいなものに両面アルミ箔になっているシートのことで、よく採用しますが、今まで使っていたのは、他のメーカーです。
似た商品がたくさんあります。
アメリカからの輸入品が多いです。
遮熱材に関しては、日本は世界的にみて遅れています。

省エネというと断熱や気密ばかりが、注目されますが、遮熱も重要だと考えています。
遮熱とは、文字通り、熱を遮ることです。
住宅に入る熱の多くは輻射熱(冬の冷輻射熱、夏の暖輻射熱)です。他は伝導熱、対流熱。
その輻射熱を97%遮ることができるそうです。

また、暖房で暖まった熱を逃がさず、夏の冷房で冷えた熱を逃がさないのです。

私は、遮熱シートを熱容量(蓄熱性)の高い断熱材と併用するのが、一番いいんじゃないかと思います。

遮熱以外にも防湿などの機能がありますが、電磁波カットの機能もあります。
熱線は電磁波なのです。
その実験を見せてくれました。
リフレクティックスを張った箱の中に、私の携帯電話を入れます。
外から電話をかけても、呼び出し音が鳴りませんでした。
もちろん、住宅では、窓ガラスがあるから、携帯電話は使えます。

建設中の「空縁の家/豊橋」は電磁波をカットするオールアース住宅 です。
過去ブログ
そこでは、緑色のアースシートを使っていますが、リフレクティックスで代用できるんじゃないかと思いました。