KANO空感設計のあすまい空感日記 -21ページ目

KANO空感設計のあすまい空感日記

愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

http://www.kano-cd.jp

昨日のブログの続きです。

JR岐阜駅高架下のハートフルスクエアG へ。
NPO法人WOOD AC 主催のパッシブハウスの講演会です。
講師は、私が会員になっているパッシブハウス・ジャパン の代表理事の森みわ さんと理事の松尾和也 さんの二人の建築家です。
二部構成で、一部は松尾さんが、エコハウスをとりまく世界的な状況や、パッシブハウスとはなんぞやというところから、分かりやすく、軽妙な関西弁で講演をされました。

二部は、森さんから、「建もの燃費ナビ 」(私も持っています)がどんなソフトであるかという説明や扱い方をレクチャーしていただきました。
私が普段から使っている3次元CADソフトMADRIC・AD-1 の(株)シーピーユーが開発しており、社員によるレクチャーもありました。

講演会後、森さんと松尾さんにあいさつをしました。

WOOD ACは、岐阜県立森林文化アカデミーOB・学生・教員により設立されました。
理事の坂崎有祐 さんに会いました。
私と同じ多治見出身で、多治見北高校の後輩になります。
多治見で設計事務所をやっています。

地球環境に配慮された家が、一軒でも多く建つことを望みます。

講演会後、岐阜駅前の市街地再開発事業によって建てられた岐阜シティー・タワー43 へ。
地上43階の展望台に上りました。

夜景がきれいでした。

↑岐阜シティー・タワー43の巨大な模型。見上げるほどの高さです。
北側の道路向かいには、別の再開発事業による高層建築物岐阜スカイウィング37 が建築中です。
こちらは、その名の示すように37階建ての超高層です。

↑岐阜駅前の模型。細かいところまで作りこまれています。
岐阜駅前広場は大きな歩行者デッキが造られ、現代的に、新しく生まれ変わっています。

しかし、駅前繊維問屋街を歩くと、シャッター街となっており、ひと気もなく、寂しい限りです。
今後の街づくりの課題だと思います。
昨日のブログの続きです。

岐阜市の補助金が使われている環境エコモデルハウス 「GREENY岐阜 」に行きました。

環境に配慮したものや、省エネになるものが、盛りだくさんです。
小規模ですが、太陽熱暖房もありました。

太陽光発電や風力発電など、見た目に、いかにも「エコ」という、設備的な対応での「エコ」が多く、採用されていたので、パッシブハウスをめざす自分の立場としては、正直、物足りなさを感じました。
もともと、ここに建っていたモデルハウスを、環境エコモデルハウスに改修した家なので、やむをえないところもあるのでしょうが。
例えば、断熱材や断熱工法については、何も説明がありませんでした。

せっかくいい建材も使っているので、その説明をすればいいのにと思うものもありました。
この家は、岐阜県材をPRする目的もあるので、そうでないのは説明しないのかな。
1階内装は、私もよく採用するドイツ製ウッドチップ壁紙(オガファーザー だと思います)で、リビング天井以外は、無塗装で使われています。
ダイニングの壁には珪藻土が使われていましたが、メーカー不明でした。

窓には一部、断熱レール仕様のハニカムサーモスリーン が設置されていました。
閉めると障子のようにぴったりと窓を覆い、窓際の空気を閉じ込めて、遮熱、断熱効果を発揮します。
よくお施主様に提案します。

窓には一部、外付け遮熱ロールスクリーン が設置されていました。
昨夏は、節電のために、すだれやよしずが、大変売れましたが、冬は、窓から日射を取り入れたほうがいいので、外す必要があり、保管場所も考えなくてはいけない(最近は、めちゃ安なので、使い捨て?)のですが、これなら便利です。
窓回りの遮熱手法としては、遮熱Loe-Eガラスや、遮熱カーテンなどもありますが、遮熱は、窓の外で行うのが一番効果的です。

次回に続く。
昨日のブログの続きです。

岐阜公園をあとにし、長良川まで歩きました。

鵜飼乗り場に続く、川原町の古い町並みを散策しました。
電線が地中化され、舗装も整備され、いい雰囲気が残っています。

しかし、通りの途中に、鉄骨系ハウスメーカーの建設現場が・・・。
町並みに配慮した家を建ててほしかったのに・・・と残念に思いました。

古い家を存続させることは、大変な努力が必要なことは分かります。
そのままでは、火事や地震への不安もあると思いますし、段差だらけで、断熱もなく、すきま風が通る家では、住みにくく、世代交代もままならず、空き家が増えている現状もあると思います。

古民家改修で、それらが改善可能ですが、建て替えたほうが安くなる場合もあり、自治体の補助金などをつけたり、景観条例などで規制しないと、町並みに無関係のデザインの家が建ったり、誰も住まないが、古い家だけが残るゴーストタウンや野外博物館のようになってしまいます。
古い建物も使われてこそ、価値が生まれますし、長持ちします。

通りの中ほどに一級建築士事務所 ノア研究室 があります。
建築家の柴田幸泰さんは、まちづくりに力を入れています。

これは、全国の古い町並みの共通の課題です。
観光地化されているところは、比較的残しやすいでしょうが、そうではないところは古い町並みを残すのは難しいことだと思います。
川原町から離れて、しばらく歩いたのですが、周辺には、古い家がたくさん残されていました。

街なかにNPO法人 歴史文化建造物等保存会・トラスト岐阜 がありました。
岐阜市だけでなく、岐阜県各地のまちづくりや町並みの保存活動を行っています。

長良川沿いのナガラガワフレーバー へ。
明治の古い蔵をリニューアルした、家具・インテリアのお店を核に、複数の飲食店などが、入った複合商業店舗です。

まだできて2年くらいと新しく、古い建物の効果的な再利用のいい事例です。
新築建物では醸しえない、時間が作り出した建物のよさを生かしています。

中庭がいい風情です。
せっかく長良川沿いにあるので、それを生かした設計にできたら、もっとよかったと思います。
長良川沿いは駐車場になっています。
土手があるので、1階からは長良川が見えない・・・。

次回に続く。
岐阜市へ行ってきました。
午後からのパッシブハウスの講演会に行くのが主な目的です。
日帰りなので、「建築旅行」とはおおげさですが、電車に乗ってるだけで、1時間かかる距離はちょっとした旅行気分です。市内観光もしてきました。
岐阜市へは昨年11月にも講演会に行っています。過去ブログ

まずは岐阜公園へ。
堀の遺跡発掘が行われていました。

公園内の岐阜市歴史博物館 へ。
1階の昭和の街や家、学校、銭湯、駄菓子屋などを再現した展示 が、かなり作りこんであり、なつかしい雰囲気で、おもしろいです。

2階の特集展示で、「西浦焼 」という陶磁器を展示していました。
聞いたことがない名前だったのですが、解説を見てびっくりしました。
私の実家のある岐阜県多治見市周辺は陶磁器の一大産地なのですが、多治見の西浦家という陶器商のもとで、明治中期から終わり頃に、海外向けに生産され、高く評価されていた、焼き物だというのです。
すばらしく、美しく気品ある作品群でした。

岐阜といえば、斉藤道三と織田信長ということで、戦国歴史展示 が見ものです。
岐阜の楽市楽座を再現した街並みがおもしろいです。

隣の名和昆虫博物館 へ。
小学校の時に社会見学で来たことを思い出しました。
私は岐阜県土岐市の小学校の出身です。
館内には、世界中から集められた、美しい蝶や子供に大人気のカブトムシやクワガタムシなど、珍しい虫たちがいっぱいで、驚きの連続でした。
子供の頃、昆虫採集をして遊んだり、飼ったりしたことを思い出しました。
田舎の学校なので、夏、小学校に登校すると、校舎の壁にクワガタムシなどがくっついていることがよくありました。
名和昆虫博物館 は建物自体がすばらしいです。
「関西建築界の父」とも言われる近代の建築家武田五一によって設計され、1919年に建てられました。
岐阜県第1号の登録有形文化財です。

隣の洋館「記念昆虫館 」も武田五一の設計で博物館よりも前の1907年に建てられました。岐阜市重要文化財。

数寄屋建築風の来園者休憩所へ。
茶席も設けられ、公園を訪れる人々の憩いの場となっています。

次回に続く。
「自作自然の家/岡崎」 の現場へ。

階段下にトイレを作っています。
階段下の有効利用として、よく行われる設計手法です。
天井が低いので、便器を手前に設置するなどして、圧迫感を抑える工夫をしています。
便器の後ろに設置するライニングカウンターの中は奥行の大きめの収納になります。
壁と天井にモイス内装用 を張っています。
調湿性など様々な特徴があります。