KANO空感設計のあすまい空感日記 -17ページ目

KANO空感設計のあすまい空感日記

愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

http://www.kano-cd.jp

「空縁の家/豊橋」 の現場へ。
バルコニーの手摺は、杉板をすきまをあけて張りますが、吹抜の前だけはメッシュになっており、設置されました。

鉄製階段に、木製の階段受けを設置しています。

壁や天井下地の石膏ボードが張られ始めました。

「元氣の家/豊川」の現場へ。
お施主様と外構打合せを行いました。
本工事となっている外構工事とは別に、新たなご要望による追加工事で、外構工事を行うところがあります。
既設の母屋の北側敷地にかつて、平屋が建っていたのですが、着工時に解体し、更地になっています。
ここに上るスロープなどを作ります。
事前に、ご要望をお聞きしていたので、作図した図面を用意していきました。
それをもとに、現地で、実際の場所を見ながら、打合せをしていきました。

現場では、無垢のクリのフローリングが張られ始めていました。
名古屋へ行って、2つの住宅見学に参加してきました。

ひとつは、最近知り合いになった、名古屋の建築家のオープンハウスです。
完全分離型の二世帯住宅で、1階が親世帯、2階が子世帯です。
各々の玄関位置が全く別のところにあるので、各世帯の独立性を感​じられながらも、内部では、互いに行き来しやすくなっていました​。
建て替え前からあったという和の庭が、うまく生かされていました​。

もうひとつは、名古屋の工務店の地熱住宅です。

私は、去年10月に、長野市のモデルハウスと建設現場を、見学させていただいたこ​とがあり、すでに、地熱住宅のことを理解をしていました。過去ブログ

今回、参加したのは、真冬の状態を体験することが目的でした。

築4年のお施主様宅が見学会場です。
地熱住宅といっても、当然、地熱だけで、冬を乗り切れるほど、家​が暖かくなるわけではありません。
この家では、毎日、夕方5時から翌朝8時まで壁掛けエアコンとオ​イルヒーターをつけるだけだそうです。

私たちは、午後1時半くらいに着いたのですが、エアコンをつけて​いないのにもかかわらず、暖かく感じました。
家の中の温度差があまりありません。
大きな吹抜やリビングから上がる階段がありました。
暖かい空気は上へあがるので、2階は、より暖かく感じました。

実際に住まわれているお施主様からの感想が聞けて、とてもよかっ​たです。
「回廊の家/岡崎」の現場へ。
北棟のインナーガレージの基礎が完成しました。

中央棟と南棟の地盤改良を行っていました。

矢作川に近いので、設計時に、ボーリング地盤調査と液状化試験を行った結果​、予想通り、液状化の恐れありとの判定結果だったため、液状化対​策となる地盤改良が必要となりました。

いくつかの方法を検討した結果、コロンブス工法 を採用しました。
簡単にいうと、土を掘って、↑発泡スチロールを埋めるというもので​す。
実は、土木工事などでは、以前から行われている方法です。
地震の揺れを半分に抑えることもできます。

↑3層に重ねて、発泡スチロールを埋めていくのですが、↑写真は中央棟の1層目です。
一番の層は、このように、全面にではなく、建物直下をタテヨコにライン状に埋めます。

ここには、↑ライトフィルターと呼ばれる、不織布で覆われた、細かく溝がたくさんついている発泡スチロールを使います。

↑南棟は、より工事が進んでいて、1層目の排水溝のような形状の中に、コンクリートを流し込んでいます。
このように、単純に3層に重ねるのではなく、コンクリートや砕石を間に入れながら、重ねていきます。

今後、2層目ができたら、ブログにアップします。
名古屋の東桜会館で開催された、愛知建築士会主催の「木塾」に参​加してきました。
木造の勉強会です。
全6回の講座で、これが今年度の最後でした。

講師は日本伝統建築技術保存会 の会長である西澤政男さんです。
西澤さんは、社寺建築も行う、滋賀県の(株)西澤工務店の棟梁で​あり、社長ですが、日本古来からの伝統木構造が消え行く現実に、​危機感を感じ、伝統木構造を見直してほしいと、保存会の活動や講演活動をしてい​るそうです。

継手(つぎて)、仕口(しぐち)と呼ばれる、木と木を組み合わせ​てつなぐ技術を見せた模型(携帯性を考慮して、縮尺は変えていま​すが、木の実物です)をいくつも持ってきてくださいました。
日本の伝統木構造の技術力の高さを改めて認識しました。

プレカット全盛の時代で、ほとんどの家が、大工さんが昔ながらに​、加工した木材(手刻みといいます」)ではなく、プレカット工場​で加工された木材で建てられているのが現実です。
手刻みができる大工さんが大幅に減っており、プレカットよりも、​コストが高くなってしまうので、手刻みの需要が減るという悪循環​になっています。

昔は当たり前だったのに、今や、こうしたものを現場で見る機会が​、なかなかありません。