KANO空感設計のあすまい空感日記 -16ページ目

KANO空感設計のあすまい空感日記

愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

http://www.kano-cd.jp

昨日、NHKの「クローズアップ現代 」を見ました。
地震の共振についてです。
東日本大震災で震源から800km弱も離れた大阪は、震度3だったのにもかかわらず、大阪府庁舎である大阪港の超高層ビルである、WTC(ワールドトレーディングセンタービル)は、上層で3mも揺れ、内部では数百か所も破壊された部分があったのです。

これは、地盤のもつ地震を受けると大きく地盤がゆれやすい周期と、建物が構造的に揺れやすい周期が偶然、一致したために起きた「共振現象」によるものでした。

建築基準法では、共振を防ぐことまで、求められておらず、大阪で共振の起こる可能性のある超高層ビルは30棟、名古屋でも20棟あるといいます。

超高層ビルだけの話ではなく、今回の地震では、高さ10mほどの耐震補強を10年前にしたばかりの東北大学の校舎が、共振によって、破壊され、取り壊されることになったのです。

今後は、「共振」も考えた設計が必要とされることを実感しました。


昨日のブログの続きで、「刈谷の懐/廻の家 」の住み心地についてです。

夏はどうだったか聞いてみました。

夏もよく風が通り、涼しいですが
さすがに盛夏はエアコンを使用します。

今は寝室にエアコンがないため、
昨夏は子供部屋で寝ました。
寝汗の湿気を吸ったためか、床のJパネルが多少ふやけました。


暑くなるかもと思われたロフトについて聞いてみました。

お陰さまで我が家のロフトは全く暑くありません。
・屋根の断熱がしっかりしている

という大前提の上で

・高い位置にある小窓から空気が抜ける

ということが大きいと思います。

南風がある日は他の窓から入った風が小窓から抜け、
風の無い日も小窓から暑い空気が抜け、替わりに外の空気が入ってきているのだと思います。

これはロフトだけではなく、家全体に暑さがこもるのを防いでくれていると思います。

小窓は深い軒の下にあるので、雨の日でも開けっ放しにできます。
さすがに台風の日は一応閉めますが。

寝室も土間もそうですが、高い位置に窓があるのは換気・通気に大変良いと感じています。

また、

・ロフトから吹き抜けを見下ろす障子を開けるとそこにシーリングファンがあるので
ファンを回すとロフトが空気の通り道になります。

というわけでロフトに暑い空気が溜まることがないのだと思われます。

シーリングファンは基本、下向きで使用しています。
暑い日は階段に座ると風が当たって涼しいです。

空気の流れは目に見えないので、実際我が家の場合、
夏にファンを上向きに使うか、下向きに使うか悩む所です。

ただ、いずれにせよ空気の流れができるのは有難いです。


設計上のいろんな配慮がうまくいって、よかったです。
昨年4月に竣工した、古民家スタイルの「刈谷の懐/廻の家 」のお施主様から、住み心地に関して、メールをいただきました。
ブログへの公開をご了解をいただきましたので、ご紹介します。

ここのところ寒いですが、どうお過ごしかと聞いてみました。

この家には、「廻り縁」と呼ぶ広縁(幅広の縁側)が、東と南にぐるりと回っていて、居間などとは雪見障子で仕切れるようになっています。

お陰さまで快適に暮らしています。
居間の障子や勝手口、2階の引戸を全て閉めると
空間の容積が小さくなるのでエアコンだけで十分暖かいです。
まさに設計の狙い通りです。

しかも、妻がサンラメラ1200wを買ったためさらに暖かいです。
多少電気代が心配ですが。

部屋の中は暖かく、縁側や土間に出ると寒いという温度差が
季節感を演出してくれています。

さらに季節感を出すためにも、炬燵が欲しいですが
散財続きのため、今年は自粛します。

そうそう、背割りなしのヒノキが今のところ、全く割れないです。
塗装との相性もあるのでしょうか?
とにかく素晴らしいです。

漆喰の仕上げも素晴らしく、
何より、日本古来のものだけに安心感があります。

奥様にもよろしくお伝え下さい。

加納様と共に、
しっかりした奥さまあってのKAN0空感設計だと感じています。

私が偉そうなことを言って申し訳ないですが
奥様への感謝だけは忘れずに。

それでは今年も皆様によい家をつくってあげて下さい。


上記の文中のサンラメラ とは、私が、よく提案する、輻射熱遠赤外線セラミックヒーターのことです。
うちの事務所でも600Wタイプを複数台、使っています。

寒くなりがちな広縁には、ほとんど出ないですむ洗面室やトイレの配置にしてあります。

こういうお言葉をいただけると、設計をやっていて、よかったなあという充実感を感じます。
うれしくなりました。

夏についても聞いてみましたので、次回ブログに続きます。
「回廊の家/岡崎」の現場へ。
液状化対策の地盤改良となる、コロンブス工法の2層目の発泡スチロールを施工中です。

コロンブス工法の代理店の内山コーポレーションから、担当者が施​工指導に来ています。

↑材料は、メーカー品ですが、施工は、建設会社が行います。
施工は、いたって簡単です。

お施主様と構造設計事務所の成田さんもいらっしゃいました。

中央棟は、1層目の発泡スチロールの上に、コンクリートが打設されました。