客単価3万円サロンのクチコミ戦略 | 小さなサロンのつくり方 向井邦雄 「ふかのうなんてないんだよ」

小さなサロンのつくり方 向井邦雄 「ふかのうなんてないんだよ」

ベストセラー『お客様がずっと通いたくなる小さなサロンのつくり方』の著者。
4年で売上7.5倍、リピート率9割のサロンオーナー&コンサルタント【 向井邦雄 】がお贈りする、日本中のサロンを元気にするブログ。

おはようございます♪向井邦雄です。


先月の売上を分析して、あらためて驚きました。
お客様一人あたりの1回の金額が、
30000円を超えていました。

オープン当初、5000円だったのを考えると
6倍にまで上がったことになります。
本当にありがたいことです。


そんな私のサロン、広告などの集客は一切していないので
新規のお客様のほとんどが、ネットでの検索か
お客様からの紹介、つまり「クチコミ」で来店されます。


そもそもクチコミによる紹介とは、
良いサロンでなければ起こりにくいものではありますが、
大事なのはクチコミが起こるかどうかよりも

「どんな言葉でクチコミされているか?」です。


たとえば、もしもあなたのサロンが
「あの店、すごく安いから良いよ!」
といってクチコミされているのだとしたら要注意です。

「安いなら行ってみよう」というお客様がどんどん増え、
客単価は下がり、売上も下がり、店の評価も下がり、
クレームばかりが増えていきます。
(くわしくは拙著、「極上の接客」をお読みください)


こうなると、なかなか元の状態に戻すのは難しくなり、
先日のブログ記事でも書きましたが、
良いメニューや良い商品を出しても売れない・・・という
悪循環に陥っていきます。



私のサロンに通われる方は、毎回3~5万円で
月に4~8回ほど通われる方も多くいらっしゃいます。
一ヶ月で、2~30万は平気で使われるような方々です。

では、そのような方が、どのようなクチコミをされているのか?

おそらく「安くて良いよ」などということは言わないでしょう。
むしろ、そんなことを友人に言ったら、友人に恥をかかせてしまいます。


高級ブランドで身を固めた方に「ユニクロ安くて良いよ」と
言っているようなものです。


いわゆる「富裕層」といわれるそのようなお客様は、
金額ではなく「価値」を大事にされます。


技術なのか
接客なのか
空間なのか
特別感なのか
優越感なのか


金額ではないところに「価値」を感じて初めて
それを友人に勧めようと思います。


そうして、同じような価値を感じるお客様が
クチコミによって徐々に集まっていくことになります。


さらには、その新しいお客様も「価値」を大事にされる方ですから
「良いメニュー」や「良い商品」の購入にもつながり
さらに客単価は上がっていくことになるのです。



なかなか客単価が上がらないとお悩みの方。

まずは客単価を上げることよりも、
それに勝る「価値」を高めることに専念してみて下さい。


誰かに話さずにはいられない「特別な価値」。


あなたのお客様が友人に
「どんな言葉でクチコミをしたくなるのか?」



それが明確になることによって、
あなたの店は徐々に変わり始めていくでしょう!!



それでは!(*^_^*)