中央区議会議員,青木かのです。

 

人口急増による月島地域の小学校が足りなくなることに対する区の対策が、7月1日の「晴海地区まちづくり協議会」で説明され

①月島第一小学校

②晴海中学校

の対策についてはすでにブログでお知らせしました。

 

 

 

 

今日は、③晴海西小学校についてです。

晴海西小学校については、まず晴海5丁目に整備し、その後4丁目に第二校舎を整備することが決まっていましたが、晴海フラッグ等大物物件への入居スピードが思ったより早く、第二校舎の開設時期を令和11年4月に前倒ししたものの、それでも間に合わない…

 

と、いうことで苦肉の策として、小学校側の運動場に仮設の増築棟が整備されることになりました。

 

令和9年度~10年度の小学校1年生の全学級が入る予定。(その後は解体・復旧)

 

給食については、自校在籍児童分+余力のある有馬小学校で調理し、晴海西小に配送されることになるそうです。

 

昨日の晴海2丁目都有地の利用もそうですが、本当に過去例のないような工夫をしながらで綱渡りをしている状況です。

 

これは教育委員会の責任ではなく、前例のない人口ゼロの土地にオリンピック村を造りその後、選手村の建物を生かしながら民間が開発していくという手法。民間は利潤を追求します。

 

また晴海だけではなく、臨海部人気に乗り月島・勝どき・豊海にも再開発の波が押し寄せ、タワマン人気とも相まって、どんどんタワマンが建設されては、1億、2億でも売れていく異常…

 

人口が7万人まで減少した時、都心にも人が住めるようにと「定住人口回復策」がとられました。この政策は間違っていたとは思いません。しかし、最初の目標であった10万人、倍増した14万人、これから2年後に20万人と、これまでもブレーキをかけるチャンスはあったのにどこで間違えてしまったのか?

 

私は、中央区の適正人口について、これまで委員会や一般質問で何度も取り上げ、再開発の限界について何度も取り上げてきました。そのたびに、副区長は強気の発言を繰り返してきました。

 

過去を振り返り真の「まちづくり」について冷静に見直す時期が来ていると思います。