中央区議会議員、青木かのです。
東京オリンピック・パラリンピック選手村跡地にできた全く新しい街、晴海フラッグ。区は、当初から小学生・中学生の急増を想定し準備を行ってきました・・・のはずでした。
しかし、実際の児童・生徒数はその想定をも上回っていました。
こちらが令和5年(2023年)4月1日の住民基本台帳人口を基に推計された児童・生徒数です。
4年後の2028年、晴海西小学校の児童数は、1214人で、この年から教室が足りなくなると想定されていました。
こちらが今日(9月5日)の区民文教委員会で出された晴海西小学校と中学校の児童・生徒の新しい想定数です。
令和5年に出された想定数と児童数を比べてみると
令和7年が610人→1063人
令和8年が804人→1311人
令和9年が1,008人→1,502人
と、当初想定数の約1.5倍になっていることがわかります。
つまり当初のスケジュールでは間に合いません。そこで、
令和7年度から中学校エリアを含めた内部改修工事を開始、
また第2校舎の開設も当初予定していた令和12年から11年に前倒しされることになりました。
晴海西小学校第二校舎
この想定数のズレの原因としては、晴海フラッグ内マンションの間取りが70~80㎡と都心のマンションにしては広く、ファミリータイプの部屋が多かったことで、例えば大人2人子ども2人といったファミリー層が多く入居してきたことが挙げられています。
昨年行われた(晴海地域にある)月島第3小学校児童へのアンケート調査では、新学期から晴海西小学校へ転校する児童は120名でしたが、実際は235名が転校しています。
今後のハード面での舵取りが重要になるのは確実です。