中央区議会議員、青木かのです。

 

昨年、防災用品のカタログ(5千円相当)を区民に配布した江東区。大変ユニークな施策と思い、江東区の担当者にお話をうかがってきました。こちらがその時のブログ。

 

 

実は、それ以前に中央区の委員会でも2回取り上げていました。

まず、6月16日の「防災等安全対策委員会」。

この時の答弁を議事録から引用します。

中央区といたしましては、もちろん、こうした事業の意義というのはあるとは思いますけれども、まずは自助の取組という中で、それぞれが御自身の中で、例えば食料であれば日常備蓄というやり方の中で、災害時に必要な量を備えていただくとか、そういう取組がやはり大事なんだろうと思います。そういうことで、我々としては、まずは自助の取組を促すという部分に力を入れる普及啓発事業をしっかりやっていきたいと思います。

また、11月14日の「防災等特別委員会」での答弁は、

江東区の事業の方式(防災カタログ)についてということですが、中央区におきましては、やはり基本的には、今、世論調査で見ても、自助の取組というのは全国平均と比べても高い率を維持しているところでございます。そうした中で、江東区のような一律に配布する方式が中央区に、今、まさに早急に必要なのかというところは慎重に考えるべきだろうと思っています。そういった手法によらずとも、我々が今まで展開してきた、いろいろな場を通じての自助の普及啓発、この辺をしっかりとまず呼びかけていくこと…

そこに、今年1月1日の能登半島地震が起こり、中央区でも「防災用品カタログ」の配布が決まりました。区民一人当たり5千円相当のカタログです。‟中央区らしい防災・備蓄品”へのこだわりは持ち続けてほしいところです。

 

例えば我が家では、飲み水も備蓄食料も、ローリングストック方式に切り替えたところなので、水・食料は十分。逆に「都市型防災」の弱点は、とにかく「場所がない」!どんなに必要でも、備蓄食料を段ボール3箱(家族3人分)を置ける場所はありません。

 

どこの防災カタログを使うかは、まだ決まっていないそうです。都市型防災に役立つラインナップが必要だと思います。