中央区議会議員青木かのです。

 

現在同時進行中の、月島3丁目再開発北と南。

月島特有の多くの長屋と路地が消えました。

 

最後の砦が、佃島に残る旧「飯田家住宅」です。

この「築100年の古民家」を守ろうという運動が、芝浦工業大学建築学部志村ゼミの皆さんを中心に広がりました。

 

旧飯田家住宅は、これまでも多くの建築士やまちづくりの学識経験者が訪れ、当時の住宅の研究対象となっていました。

 

魚問屋の店舗兼住居として大正9年に建てられましたので、商売道具から日常の生活用品まで当時をしのばせる貴重な物資は中央区教育委員会の協力で郷土資料館に保存されることになりました。

 

 

では、本体をどうするか。
旧飯田家住宅というより「ツネさんのお家」で親しまれているこの歴史ある家を残すためには資金が必要です。

 

そこでたくさんの「地元の方が」クラウドファンディングで協力して下さいました。

 

 

今日は、長屋学校の皆さんと見てきました。

節約のために、お掃除はメンバーでやったのが懐かしい・・・

こうした窓ガラスは昔のままです。

こちらは紙製のふすま

 

 

1階は事務所(佃1丁目在住の地元の方)、2階に大小合わせて、このような和室が3部屋あります。

 

この部屋については、シェアハウスにするか、この雰囲気を活かしてレンタルルームにするか、さまざまな使い方ができそうです。

 

いずれにしてもお子さんからシニアまで、地元の皆さんのご協力で、残すことができました。(教育委員会以外、区は何もしてくれなかったけど・・・)

とにかくよかった!