中央区議会議員、青木かのです。
4月19日に都から築地市場跡地の開発事業者の発表がありましたので、本日4月30日、開発事業者を代表して三井不動産・読売新聞社グループから担当者を招き、
14時から「銀座地区・築地地区」合同まちづくり協議会
18時30分から「勝どき・豊海、晴海地区」合同まちづくり協議会が開催されました。
市場跡地が再整備されれば、一番影響を受けるのは地元の皆さんです。今日開催された2つの協議会で出た質問には重なる部分も多く、しかも大変重要な課題です。
①大規模集客施設(マルチスタジアム)は5万人収容となっている。現在の場所でこれだけ多くの人を集客することについて周辺の混雑が不安。人の流れはどう対応するのか?
答弁:現在の大江戸線、日比谷線の最寄り駅だけでは足りないのは明らかであることは認識している。
〇銀座方面と新橋方面に人の流れを分散
〇銀座までのシャトルバス
〇スポーツやイベント等終了後も、アフターイベントや土産店等に一定数が滞留するような工夫をして帰りの混雑を分散する
〇歩車分離。車道と歩行者空間を違うレベル(高さ)で儲ける。
②高層の建物は何メートルくらいあるのか?
答弁
〇航空法の規制により最大で210m。
高層ビルの足元には(例えば波除神社周辺)広場を設ける等工夫をする。
③「レジデンス」と書いてある高層ビルがあるが、住居用のマンションを造るのか?造るとすればどれくらいの規模か?
答弁
〇分譲・賃貸等含めこれから決定する。細かい数字は今回の提案には入っていない。500~700戸規模になるのではないか?
この③については、先日の区議会での質疑でも出ました。晴海フラッグでは新しい小学校と中学校を1校ずつ建設しました。
これ以上、中央区には学校建設用地はありません。
吉田副区長からも‟中央区としてはこれ以上住居はいらない。これ以上学校は造れない!”との力強い要望で幕を閉じました。
5月2日筆者加筆
#築地市場跡地にマンションは造らない という記憶があったので都と区が出した資料を遡ってみたら、平成31年(2019年)都が策定した「築地まちづくり方針」の第2節「土地利用の方針」に‟分譲住宅などの導入は抑制することとありました。抑制とは”欲望を止め抑えること”です。
参考資料:事業予定者の提案書から抜粋されたもの
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/toshi_saisei/data/teianegaiyou.pdf