中央区議会議員 青木かのです。

 

「水辺の活用」は私の重要施策の中心で、防災、公共交通、教育、ですが「都市の緑化」も水辺の活用で大きく前進します。

 

今回3月29日付で東京都が「ベイエリアにおける立体的な緑の整備に係る規定の取扱い指針」(都市開発諸制度の改定)

を発表しました。

臨海副都心等やベイエリア(豊海・晴海地区)の開発で民間事業者に求める緑化率をこれまでの40%から50%に引き上げるというものです。

 

「都市開発諸制度」とは公共空間の確保や住宅整備等、良好な市街地整備を行なう開発計画に対し、容積率の緩和を行うもので、具体的な運用目標や基準等を定めています。

 

また建物の脱炭素化を誘導するため、建築物の再生可能エネルギーの変換利用、炭素の再エネ、電気の再エネ化率、エネルギーマネージメントの導入に関する基準が新設されています。

これは中央区京橋の「東京スクエアガーデン」ですが賑わいに配慮しつつ整備された「見える緑」の事例(東京スクエアガーデン)して紹介されています。6階に中央区の環境ステーションが入っています。

 

また、

 

も紹介されています。

 

中央区では緑化について「緑被率」を使っていますが、

緑被率と緑化率(みどり率)の違いは、中央区の緑の実態調査によると

みどり率とは、「緑被率」に「河川等の水面が占める割合」と「公園内で樹木 等の緑で覆われていない面積の割合」を加えたもので、ある地域における公園、 街路樹、草地、宅地等の緑(屋上緑地を含む)、河川などの面積がその地域全体の 面積に占める割合を示し、東京都の緑化指標となっている。

 

ちょっと、わかりづらいですが、とにかく今後の再開発においては、緑の整備が大前提となります。

 

中央区グリーンインフラガイドライン(令和4年3月策定)で、中央区の緑被率が示されています。

数字自体は平成29年(2017年)のものなので、現在はもっと増えていると思います。

 

また、地域別で見ると

となり水辺が多い月島地域が一番多くなっています。

 

この数字からもわかるように、中央区においても「水辺の緑地化」がみどり率のアップに貢献していることがわかります。

 

今後も水辺(テラス)の整備の際、堤防の緑地化(斜面の芝生化・周辺の植栽)をしっかりと進めていくことが重要だと思います。