中央区より先に導入した江東区へのシェアサイクル視察2015年

 

中央区の特長は、全体的に平坦であるということ。標高1~6m。

また、他区へ行くときは地下鉄が大変便利ですが、区内の移動には乗り換えが不便だったりします。23区で2番目に小さい区なので、自転車移動が一番便利と感じています。

 

実際、鉄道の駅から300mと都営バスのバス停から200mの圏外域(公共交通不便地域)が意外とあります。(2022年時)

 

 

その他、今年3月に出たばかりの「中央区自転車活用推進計画」から興味深いデータをご紹介したいと思います。

 

こちらは、エリア別利用状況

佃・月島・晴海エリアや日本橋エリア、八丁堀・新川・築地エリアでのでの自転車利用が多くなっています。いずれも江東区間との移動も多いですね。

 

こちらは、自転車が関与する事故の状況。

勝どき橋付近が多くなっています。(令和元年4年)

 

勝どき橋から南詰の坂道は急こう配ですが、スピードを落とさない方も見られます。

 

次に自転車通行空間(自転車専用道等)の整備状況(令和5年)

 

 

ここ数年、自転車専用道の整備が進んでいます。

 

清澄通り沿い歩道(月島地区)

 

清澄通り沿い歩道(勝どき地区・スーパー前)

 

車道に整備(ナビマーク・ナビライン)

 

駐輪環境

 

区内には区立駐輪場が22か所ありますが、駅から遠い、地下にある等、利用しやすい場所にあるかどうかが課題。

 

こちらは自転車放置禁止区域

 

放置自転車は、警告の上、即日撤去が行われています。

 

今後はますますシェアサイクルの需要が高まると思います。

近隣16区で相互乗り入れができます。

 

今後の課題として

〇自転車専用道のさらなる整備

〇ヘルメット着用や保険加入の徹底

〇駐輪場の整備

〇シェアサイクルのポート整備

〇走れる公園の整備(晴海緑道公園への要望が多い)

等、考えられます。