小池都知事3選出馬の観測が強まる中で、現在発売中の

文藝春秋5月号を読みました。

 

特集は、‟小池百合子都知事元側近の爆弾告発”です。

2選目の出馬前に出されたいわゆる「カイロ声明」の真偽については、この雑誌を読んでいただいてそれぞれ判断していただきたい。

 

さらに、問題だと思ったのは、小池都知事がだんだん都議会自民党会派にすり寄っている。1期目はあれほど戦っていた会派に対してです。そこまでして知事の座を守り続けたい理由は何かと、考えると自ずとその理由が見えてきます。

 

一か所だけ小池都知事の元側近であり、今回の告発者である小島敏郎氏の寄稿から引用させていただくと、

 

再選を果たした小池さんはその後、目に見えて変わりました

「都民が決める。都民と進める」都民ファーストは情報公開から、また

「古い議会を新しく」という改革路線から、自民党・公明党・都庁官僚と手を組む都政運営に完全にシフトしたのです。

 

「都民ファースト」はかけ声だけで、古い都政に逆もどりしていった。都議会でも批判的な質問に対しては答弁席にも立たず、答弁拒否を繰り返すようになりました。

 

今年度から築地市場跡地の再開発が本格的に始まります。

中央区には、時間をかけて話し合いを繰り返しようやく決まった築地市場移転問題を、都知事選翌年の都議選において政策ではなく、都議選に勝利するための「戦略」として使われてしまった苦い経験があります。

 

都民の皆さんには、パフォーマンスに騙されず、しっかりとした判断をしていただきたいと思います。