実は晴海地区は、選手村に決まる以前の2012年、中央区により

「中央区エコタウン」に」指定されていました。

 

57ページに及ぶ冊子ですが、いくつか重要な部分を拾うと

〈エネルギー〉

〈交通〉

 

エネルギーに関しては未利用エネルギーや再生可能エネルギーとして太陽光発電、太陽熱利用(地熱発電)等はすでに示されていますが、水素エネルギーについては出てきません。

 

交通でもEV(電気自動車)が中心で水素(燃料電池車)については出てきません。

 

では、いつから晴海は‟水素エネルギーのモデルタウン”と呼ばれるようになったのでしょうか?

答えは、東京都都市整備局によると、晴海がオリパラ2020の選手村に決定し、2016年に策定された「東京2020大会後の選手村」におけるまちづくりの整備計画」にありました。

 

 

そこで、東京都 都市整備局 市街地整備部 再開発課に行って、担当者に詳しくお話を聞いてきました。

水素エネルギーは舛添都知事(当時)の肝入りだったようです。

 

この政策の強みは、

①高層マンション単独ではなく街(晴海フラッグ)全体で取り組める

②水素ステーションが敷地内にある

③地中に埋設されているパイプラインを通じて各地区に設置されている燃料電池へ水素の供給をできる

ということにあります。

 

これが、そのイメージです。

青いのが燃料電池とパイプラインです。

 

 

 

本日(3月27日)晴海の水素ステーションの開所式が、行われたようです。東京都が主体となった式典ですので、あまり実感はありませんが・・・

 

コチラは先日の晴海のまちづくり協議会で出された資料です。

 

晴海フラッグでは燃料電池車と電気自動車のカーシェアリングに力を入れています。脱炭素はもちろんですが、常にフル充電されていれば、災害時の蓄電器として活用でき電力を供給することができます。