中央区議会第1回定例会一般質問。

 

今回は、能登半島地震後初の定例会ということで、ほとんどの会派が「防災」を取り上げました。災害はいつ起きるかわからない、備えておいて備え過ぎるということはないということは事実ですが

※今朝(3月1日早朝)も千葉県東方沖で地震あり)筆者加筆

財源は無限ではありません。

 

自治体の位置や地形や自然環境、社会的環境によって効果的な災害対策というものがあります。例えば、中央区は

・地理的位置と地形から津波被害の可能性は極めて低い(最大2.12m)

・地震に備えた都市基盤整備

・耐震性に優れた倒壊の危険が少ない住居

 

という特徴があります。

逆に都心ならではの弱点があります。

そこを重点的に対策をとることで「中央区モデル」を作り上げることが重要と考えます。

 

まず、住民の約95%がマンション居住者で基本的に「在宅避難」であるので、「防災拠点」は、情報と備蓄品と支援物資が集まるコミュニティ拠点としての役割が大きいと考えられてきましたが、

 

今回、「避難所」としても、各防災拠点等合計で43,855人が収容可能であるとの答弁がありました。特に、前回の地域防災計画資料(令和3年修正版)以降、城東小学校が172人から1240人。はるみらいが、旧ほっとプラザはるみの239人から838人と増加しています。

 

また帰宅困難者のうち、‟行き場のない”帰宅困難者の受け入れ態勢は行政だけではなく、民間事業者の協力により40か所が確保されています。

 

 

今後の課題として、行政(公助)として自助・共助では十分な対策ができないライフライン、

首都直下地震等による東京の被害想定(令和4年5月公表)より

 

特に生死に関わる電気と上下水道(水)の復旧までの支援体制の強化に取り組んでいきたいと思います。