昨日のブログに続きます。

 

まず、災害時に重要な要素となるライフラインの復旧についてです。中央区は東京都が令和4年に出した「首都直下地震等による東京都の被害想定報告書」の数字をつかっています。

 

この中で電気が復旧するのは4日後となっています。

この数値は、かなり楽観的な想定のような気もしますが…

 

マンション居住は、冷暖房、スプリンクラー、館内放送、そしてエレベーターと電気に支えられている面が大きい。電気がない中でたとえ3日間でも生活することは可能でしょうか?

 

この点については、これまで何度も船舶燃料の活用を区に要望してきました。

 

 

次に在宅避難の区民に対する備蓄支援についてです。

 

防災拠点には、水・食料・生活必需品が備蓄されています。

 

では、在宅避難をしている区民へも十分な水と食料は備蓄されているのでしょうか?

この点については、東京都が被害想定を見直した後の令和4年第3回定例会の一般質問で取り上げました。

 

在宅避難者への食糧備蓄支援に関する質問に対し区長答弁は

‟都の新たな被害見直しに伴い、これまでの避難者用の備蓄分に加え、在宅避難をしている方への備蓄分を一定量備える考え方が都より示されました。このことを受けて、区として試算し、現在の備蓄量で3日分を確保できると確認したところであります。

 

この答弁ですが、一見在宅避難者にも公平に対応しているように聞こえますが、実は一定量というのは20%です。

 

食料と水の3日分の備蓄はあくまで自助努力ですが、それでも避難所と在宅避難民の公平性を保つためにも、在宅避難民ための備蓄を公助として増やすことが必要だと考えます。