今日(1月20日)の日経朝刊のこの記事、
「中央区、6万人上振れ」に目を引かれた方も多いのではないでしょうか?
記事によると、「国立社会保障・人口問題研究所」が2023年12月に発表した2040年の人口推計が関東・山梨等、全8都県で2013年時点での推計値を上回ったというもの。
特に市区町村では、若年層の家族が移り住み出生率もわずかながら上昇している。
自治体別増加率ランキングで6位に入った中央区は、市街地再開発事業による超高層マンションの急増等で、当初(2013年)の予想値を6万人も上回ったというものです。
中央区は2016年に「中央区人口ビジョン」を策定しています。
この中央区の人口推計で比べてみると
策定された2016年の10年後(2026年)の人口を208,684人と予測しています。
一方昨年出された最新の区の人口推計は、
2026年の人口は191,156人。
2027年中に20万人を突破としています。
問題は、これ以降です。
10年後の2033年は、219,556人。
22万人を超える勢いです。
この人口ビジョンについて私は2017年の一般質問で取り上げました。
その時の区長答弁は、
(議事録から抜粋)
現在公表している今後十年間の人口推計においては、既に分譲などの時期が見通せる再開発事業を勘案しております。そのため、今後予定されている地区計画の改定が直ちに推計値に影響を与える可能性は、低いものと考えております。なお、十一年目以降となる平成四十年代(2020年代後期以降)については、今回の改定の効果があらわれ、中央区人口ビジョンの参考推計値の中位、低位推計に近づいていく可能性はあるものと考えております。
(赤は筆者)
2030年代は22万人前後をキープすると読めるのではないでしょうか?今後は市街地再開発・人口増加よりも、20万都市をしっかりと整備していく。行政サービスを遅らせないまちづくりに、引き続き取り組んでまいります。