中央区議会議員、青木かのです。

11月27日開催された「築地地区まちづくり協議会」の議事録が出ましたので、重要な点をまとめてみました。

 

〇築地市場跡地の開発にあたり、場外市場に隣接しているエリア(勝どき・月島)とのアクセス性への配慮は?

 

区答弁:晴海通りを信号なしで渡るという観点でできるとすれば、銀座方面から来て高速道路の上に蓋掛けをし、そこをデッキでつなぐという方法もある。

 

〇浜離宮庭園の外側の防潮堤を直し、歩行者ネットワークとして竹芝までつなぐという案は?

 

区の答弁:その部分と浜離宮恩賜庭園と築地市場跡地をどうつなぐかこれからの検討課題である。

〇築地場外に一番必要なのは、駐車場と荷捌き場で、豊洲に市場が移転する前と同じように日々働いている中で、注文をさばくための配送基地が必要

 

区の答弁:築地場外市場と隣接するところに荷捌き場をきちんと整備されるよう、3段階での形の要望を(都に対して)考えている。

 

〇建設制限区域の所は工事期間中どうなるのか?空いている場所があれば、使わせてもらいたい。

 

区の答弁:事業予定者に早期にスケジュールを出してもらい調整していくしかない。築地川第一駐車場や千社額棟のところはの所は高速晴海線が入ってくると長期に渡って工事区間になるので、直接使えるという状況にはならないと思う。

 

〇1万人規模のMICEができて、必ず人が集まる場所になるのは目に見えていて、人の流れ・渋滞をを分散化するための対応策は?

 

区の答弁:例えば東京ドームはよくできていて、近隣に3つの駅があり3方向にアクセスがある。築地市場跡地は全て敷地の北側に集中している。現状では歩行者ネットワークはあまりよくない。

少し発想を変えるくらいの規模で歩行者ネットワークを考える必要がある。

 

 

今後は、区有地や東銀座も含めた一体的な開発になりそうです。

東京ドームやMICE、マルチモビリティステーション等の声もすでに聞かれますが、5年前の築地市場移転時の混乱を教訓に、東京都には、今回はしっかりと中央区・及び地元住民の意見を反映させていただきたいと思います。