中央区議会議員、青木かのです。
はるみ地域交流センターはるみらいがオープンして「晴海フラッグ」がますます注目されています。
区民(および未来の区民)から、今一番多い質問は、東京BRTの本格運行はいつ始まるのか?ということ。
4月1日のまちびらきを待たず、年明け早々から入居が始まるからです。
この地図からわかるように、晴海フラッグ内にはBRTのバス停が3か所あり、ここから新橋までBRTで通うのが便利です。
地下鉄勝どき駅には徒歩では約20分かかりますし、勝どき駅の混雑緩和のためにも、交通機関の選択肢を増やし、人の長れを分散する必要があります。
残念なことにBRTに関する東京都と中央区民との直接の質疑応答は3月27日に開催された「晴海まちづくり協議会」が最後です。
そこで議事録を見ながらBRTの運行について東京都の答弁を確認してみました。
①質問:本格運行開始はいつになるのか?
都:入居状況を見据えながら運行事業者とも相談していく。
②質問:専用レーンはできるのか?
都:専用レーンは、歩道に一番近い第1レーンを使うことが多いが荷捌き車両や物流車両等も存在するので難しい。
来年度「定時制・速達性」を確保するための課題や影響を行うための調査をしていく。
※調査を「来年度」に行う?遅すぎる。
結論:定時制・速達性が担保されていない「東京BRT」はBRTではない。
③要望:早く本格運行を開始し、その後は東京駅までルートを延長してほしい。
都:本格運行を行った上で、東京駅への延伸も検討していきたい。
④要望:輸送力は2,000人ということであるが、2,000人ではとても間に合わない。通勤・通学の足がたりないのであれば大変なことになる。
都:都バスの既存路線の増便も合わせて考えていく。
⑤質問:停留所の上屋について整備の見込みはあるのか?
都:検討していきたい。
↑これは当初予定されていた、BRTの停留所。
屋根はもちろん、様々な情報を伝えるためのデジタルサイネージの設置も含まれていました。
とりあえず、一番簡潔なタイプの停留所の設置になりそうです。
今後も、都にはできるだけ早い本格運行の開始を求めていきます。