中央区議会議員、青木かのです。

 

都市部では、雨の降り方が激甚化しており、その都度問題として指摘されるのが「合流式下水道」です。

 

合流式下水道は、一定量以上雨が降ると、未処理下水の一部がそのまま放流されるため、公衆衛生・水質保全・景観に影響を及ぼします。
 

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              未処理下水の放流状況                               お台場海浜公園(東京都)における測定結果

※国土交通省のHPより

 

そこで国交省では検討会を重ね、今年6月「今後の合流式下水道の施策のあり方について」を提言していますが、その第1ページ、にこのような文章をを見つけました。

 

首都高速道路の地下化に伴う河川沿いの 大規模開発等、水辺環境を活かしたまちづくりが行われている水域や、観光船や川沿い の飲食店等の水辺空間の賑わいが創出されている水域もあることから、地域の水環境へ のニーズ・利用用途に応じた更なる合流式下水道の対策強化が求められている。

これは、まさに中央区に当てはまります。

 

中央区も今年7月に出した「中央区水辺環境の活用構想」

の中で、中央区の水辺活用の展開方策として「水質改善」をあげています。

 

特に日本橋川の水質改善については、これまでもEM菌団子の投入等行ってきましたが、まだまだ水質改善には至っていません。

 

合流式下水道の改善と、日本橋川の浄化については、これからも取り組んでいきたいと思います。