中央区議会議員の、青木かのです。

「災害時の舟運」については、最大限活用することを委員会や一般質問で度々要望してきました。

ブログでいくつか振り返ってみます。

 

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11月7日㈰。

中央区では、「総合防災訓練」が実施されました。

今年の担当は、日本橋地域。

 

 

 

私が一番見たかった水上輸送訓練の様子です。

会場は、箱崎町防災船着場。月島から隅田川テラスを遡って歩いていきました。

 

災害時の舟運の活用については、

人(帰宅困難者含む)の輸送

疾病者の輸送

この2点が大変重要ですが、今回の訓練については、

○救援物資の輸送訓練のみが実施されました

 

①救援物資が防災船着場に到着

 

②輸送時の船内。客船なのでイスの上に積んである

 

③防災船着場から輸送車まで物資を運搬する

④輸送車へ積み込む

 

⑤輸送車は、各避難所へ救援物資を届ける

以上が当日の流れでした。

 

当日使われた船は水上バスですので、水上バスを運営する

公園協会

○物流事業者

○地域の方々

の協力で作業が進みます。

 

気になった点

○都が配置する船、中央区には何隻くらい配置されるのか?

○船の燃料は十分備蓄されているのか?

○区内に8か所ある防災船着場は、どのように活用されるのか?

○防災船着場から避難所までの動線確保

 

以上

 

また、今年2月、東京都と中央区・江東区が共同で実施した水上輸送訓練でも、疾病者の輸送訓練は行われませんでした。

 

 

 

中央区議会議員、青木かのです。

 

今年は、関東大震災から100年です。

そこで令和5年2月28日、防災船着場を活用した水上輸送訓練が、東京都・中央区・江東区と関係団体が連携して実施されます。

 

 

実施場所は、それぞれ

赤明石町防災船着場→有明客船ターミナル 水上バス

緑日本橋防災船着場→朝潮運河防災船着場 屋形船

黄高橋防災船着場  →夢の島乗船場 水上タクシー

 

水上バス、屋形船、水上タクシーはそれぞれ都が手配します。

 

 

 区と都の役割分担について確認しておくと、

区は船着場の安全点検及び船着場を使用する際に要請する内容を決定。都は航路や船舶の確保と水上輸送の一括の窓口、となります。

 

水上交通が渋滞しないよう、都内の舟運については、東京都が一括してルートを決定することは重要ですが、必要に応じて明石町防災船着場(災害拠点病院)への搬送ルートは最優先で使えるようルール化しておくことも必要です。

 

また。今回の訓練は物資の輸送のみですが、傷病者の搬送訓練も必要だと思います。

 

9月3日実施予定の「令和5年度総合防災訓練」の資料によると、今回は、浜町防災船着場と朝潮運河船着場を使って、物資輸送訓練とともに「人員輸送」訓練が実施されるようですので、期待したいと思います。