中央区議会議員、青木かのです。

 

先日、各種災害新しい被害想定について書いたところ、大変な反響がありました。

中央区内に限るとエレベーターの閉じ込めは1,096台で、前回想定(10年前)585台の丁度2倍に増えています。

 

大きな災害になると、被害は広範囲に及びますので、エレベーター保守員の到着もいつになるかわかりません。

知らない人と狭い空間に長時間閉じ込められるストレスは精神的な影響がはかり知れません。

 

そこで、エレーベーター復旧の迅速化について国が対策の検討を始めました。高層ビル等のエレベーターの多くは震度4程度の揺れを感性装置が感知すると緊急停止します。

 

エレベーター管理会社が遠隔監視システムを導入している新しいビルなら安全が確認された段階で再び動かすことは簡単です。しかし、大半の建物は技術者が直接現場で点検してから復旧させてています。

 

実は、復旧作業に資格は要りません。以前書いたように、独自に訓練を受ける自治会や管理組合も出てきました。

国交省はエレベーターの早期復旧を策を協議するため、専門家らでつくる連絡会議を立ち上げました。

 

管理会社でも、復旧作業を担える人材を増やす、住民に復旧作業の訓練をする等、今後の検討を進めるそうです。