東京都が昨年、新たに発表した首都直下被害想定では、エレベーター被害について『強い揺れや停電等に伴い、最大約2.2万台のエレベーターが非常停止し、多数の閉じ込めが発生する』と書かれています。
東京都首都直下地震被害想定

 

中央区内に限るとエレベーターの閉じ込めは1,096台で、前回想定(10年前)585台の丁度2倍に増えています。

 

大きな災害になると、被害は広範囲に及びますので、エレベーター保守員の到着もいつになるかわかりません。

知らない人と狭い空間に長時間閉じ込められるストレスは精神的な影響がはかり知れません。

 

そこで、マンション住民で定期的に訓練を受けて、住民同士で閉じ込め対策に取り組む動きが広まっています。

 

千代田区では、エレベーター保守要員の指導の下、訓練が行われました。

 

また港区のタワーマンションでも。

 

 

港区では、区が主催して閉じ込め開放訓練が行われており、区の防災課も協力的ですが、私が予算特別委員会で取りあげたところ、中央区は全く否定的でした。中央区はタワーマンションの建設を推進している以上、災害対策については、しっかりと取組んで欲しいと思います。