今回、twitterで、区民の皆さん(特に月島)からごみの収集の件で多くのご意見・ご要望をいただきました。

 

月島地域は、ゴミの収集が午後2時~3時位で大変遅いというものです。時間が遅い分、カラスの害も増えます。

実は、私も同じことを感じていて、委員会で早い収集はできないものか、何度も清掃事務所に要望してきました。

答弁はいつも同じなので、簡単にまとめておくと、

①地域クリーンパトロールの展開事業廃止に伴うパトロール委託料皆減ということで3,000万円減。

 

②ゴミ収集の順番は日本橋→京橋→月島

と決まっており、月島が一番遅いので月島の収集はどうしても2時過ぎになってしまう。

 

③Street Viewの撮影車が月島周辺を走っているところにたまたまごみ収集前の景色が映ってしまった。観光地のもんじゃ通りのすぐ1本裏側では、昼間、まだゴミが残っている。

 

ストリートヴュー(大通りはきれい)

 

では、議事録です(令和3年10月7日決算特別委員会)

 

青木委員
 今日、最後の質問です。環境土木費ということで、キーワードはクリーンとグリーンだと思います。この点から幾つか質問してまいります。

 まず、クリーンのほうですが、行政評価のほうの190ページに出ております地域クリーンパトロールの展開事業廃止に伴うパトロール委託料皆減ということで3,000万円ほど出ておりますが、この点をちょっと詳しくお知らせください。

○武藤環境推進課長
 こちらのクリーンパトロールにつきましては、主にたばこのパトロールをやっていたものになります。以前、環境推進課のほうで担当しておりましたので、それが令和2年度に保健所のほうに移りまして、予算はこちらは皆減しまして、保健所のほうに予算がついたといったような経緯でございます。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございます。

 よく見かけます。ベストを着て2名ずつ歩いていらっしゃるという。あれがなくなったのかなと思いましたので質問させていただきましたが、所管が保健所に変わったということで、予算も同じ金額が保健所のほうにつくということで理解いたしました。

 次に、ごみの収集についてです。これは決算書のほうで264ページ、全体ですので5億1,000万円ほどということで大きな金額ですが、ごみの収集については、私も含めほかの委員の方も度々取り上げていたことがある、それが回収時間ですね。午前中に回収できるところもあるかとは思いますが、例えば月島ですと、午後2時から3時、ゆっくり役所に出かけようという日にまだ残っていたりする。あともう一つ、たしか委員会の中での御答弁の中に、オリパラの期間とその前後は、やはり中央清掃工場がクローズする、晴海の焼却炉はクローズするということ、あと交通規制もかかってきますので、うまくふだんどおりいかないかもしれないという答弁もあったように思います。そこで、オリパラ前、オリパラ期間中、そして今、オリパラ後ということで、今後の回収時間について、中央区全般、全体的にお知らせいただけますでしょうか。

○染谷中央清掃事務所長
 ごみの回収時間等についてでございます。

 工場が晴海にある関係で、どうしても晴海から遠いところから収集が始まっています。銀座地区とか京橋地区、日本橋地区から回収が始まりまして、どうしても月島地区につきましては午後になってしまうのが現実でございます。月島地区につきましては、なるべくごみ出しの時間を午後に設定させていただいて、長時間置かないようなことでお願いしているところでございます。どうしても工場の位置の関係から、回収については遠いところから順にというふうになってございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

 それから、オリンピックの期間中とオリンピックが終わってからの話でございます。オリンピックがあったときには、実は中央清掃工場が止まっていまして、中央区から出たごみも、期間中は中央清掃工場に搬入することができませんでした。どこへ行ったかといいますと、江東区にある新江東清掃工場、こちらに運んでおります。中央区から距離があるために、ごみ収集車を余計にためまして、最初収集した車は新江東に行かせて、その間戻ってくるのがもったいないので、その時間をまた使って収集をするというようなことで、いわゆるダブル作業と言っておりますが、こんな形で収集車を余計に使って、うまく収集時間内に収まるような作業を行ってまいりました。オリンピックが終了しましたので、通常の時間帯に戻して、一般的には午前中3回、午後2回の収集を行っているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 現在の状況については、大変よく分かりました。その上で、なぜ私が今回またこのことをお聞きしようかと思ったのは、ストリートビューなんですが、撮影車が月島周辺を走っているところにたまたまごみの収集前の景色が映っているんです。道路にあるわけですね。マンションの場合、大体管理人さんは午前中だけということで、今、常駐は少ないですね。午前中だけということが多いので、やはり午前中の早い時間に出してお仕事を終わられて帰られていくという事情もあります。その上で、やはり方向性として民間事業者を使っていくということで、例えば、御存じかと思いますが、銀座ですね。銀座も10年ほど前は、朝行くとまだごみが残っていたりして大変銀座に合わないなと思っていましたが、今とてもきれいですよね、朝行くと。銀座クリーンリサイクル協議会というのをつくりまして、一丁目から八丁目まで、それぞれの区間ごとに民間の事業者を使っているということで、夜までお店を開けていて、夜遅くまで、でも早朝にはもうなくなっているという、この取組は今のところ成功しているようですが、銀座のお店と中央区全体というのでは違いはあると思いますが、この点、一つの解決策として、民間か区かということではなく、コラボレートして、共同作業としてやっていくということも含めまして、何とかごみが午前中の早いうちに全区の中からなくなるということで、何か今考えている策がありましたら教えてください。

 

○染谷中央清掃事務所長
 ごみの早期の収集についてでございます。

 今、委員から御紹介がありました銀座地区のクリーンリサイクル協議会、こちらにつきましては、銀座一丁目から八丁目それぞれ丁目ごとに民間の業者が事業者と直接契約しまして、夜間の収集等を行っております。これは全て事業系のごみでございまして、銀連ですか、銀座通連合会、こちらのほうが、いわゆる音頭を取って推進している事業でございます。事業系のごみは、そういうことで銀座については早期になくなっていますが、一部残ってございますので、それを区の収集で行っております。事業系のごみでございますので、いわゆるシール、ごみ処理券を貼って出してもらっているんですが、どうしても区の直営といいますか、区の職員が収集する場合は、勤務時間等の関係もございまして、早朝収集といっても朝の7時半過ぎになっているのが現実でございます。なかなか直営では難しい部分がありますので、ほかの地区に民間の銀座がやっているようなクリーンリサイクル協議会もなかなか難しいところはあるんですが、我々のほうも、やはり事業系のごみは各事業所が責任を持って処理していただきたいと思っていますので、案内は十分にしていきたいと思います。

 以上でございます。