東京湾上にある「中央防波堤埋立処分場」、今のままでは、

あと50年で埋め尽くしてしまう・・・

その現場を見てきました。

 

まずはゴミに関する講義から。

①東京23区のごみ量は、大量生産・大量消費の社会システムやライフスタイルのの変化によって、昭和60年ころから急増し、平成元年に490万トン過去最高。

②その後の対策と努力により、ごみ量は減り続け平成30年度には275万トン

③それでも、このままでは「中央防波堤埋立処分場」は、あと50年で、満杯になってしまう。今後の努力目標として、

 

・徹底的な分類・リサイクルをして「ゴミ」にしない

・燃やせるものは燃やすことによって量は20分の1

・食品ロスを減らす

 

でその後、バスに乗って処分場の見学です。

この最後の区画(中央防波堤外側埋立処分場は、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせたくらいの広さがあります。

 

埋立作業中

 

ガス抜き

埋め立てた廃棄物からメタンガスが発生しますが、このガスによる火災が起こらないようパイプを打ち込んでガス抜きをする

 

埋立中の土地

 

 

以前は、カラーテープは「燃えないゴミ」だったので、そのまま埋められていた。

 

調整池

埋立処分場の進出水、外周道路の脇に設けられた集水池に集められ、排水処理場へ。さまざまな方法で浄化処理される。

 

 

羽田空港のすぐ近くなので、しきりに頭の上を飛行機が飛びます。

また処分場超しには東京湾が。「ごみ処分場」のイメージとは裏腹に全くい匂いはありません。心地よい風が吹いています。

 

東京都では、毎年区立小学校5年生の児童が、社会科見学で訪れるそうです。子どもたちの未来のためにも、ゴミを減らすと同時に、この最終処分場に変わる新たな選択肢が必用となります。