中央区議会議員、青木かのです。

 

今回、福島の自然エネルギーをめぐる旅。

突然の大雪で、桧山高原風力発電所は現場まで行くことができませんでしたので、いただいた資料を添付します。

 

さて、今日のメインは「温泉発電(地熱発電)」

です。温泉大国の日本にあり、温泉の熱を活用した発電が広がり始めています。温泉発電は再生可能エネルギーの一つである地熱発電の一種であり、まさに電力の「地産地消」です。

 

2011年の東日本大震災による原発事故で3分の1の宿を失った土湯温泉は、いち早く再生エネルギーに取り組むことを考え、温泉発電の取り組みを始めました。土湯温泉では、4つある源泉のうち1つを発電に利用しています。

 

温泉を使った発電には2種類ありますが、最近注目されているのが「バイナリー方式」。ガスを二段階で加熱して発電するため、源泉ほどの温度でも発電できます。土湯温泉は、この方式を採用し、出力400kwの発電所の運転を2015年に始めました。

現在、東北電力に売電し、年間1億円以上の収入があるということです。

 

売電の他に、余剰熱の二次利用として養殖したエビのエビ釣りは、観光客に人気。

 

地熱発電は、太陽光や風力と異なり、天候や時間帯を問わず安定して発電できる再生エネルギーとして期待されています。