ふるさと納税で、中央区では年間約30億円の税の流出。

　ふるさと納税とは、任意の自治体に対して行う寄付のうち、2,000円を超える分について、所得税、住民税が控除される制度です。

　ふるさと納税の趣旨は理解できますが、自治体間での過剰な返礼品競争もあり、一定の制度の見直しが図られたものの、依然として本区の財政運営に深刻な影響を及ぼしています。

コチラがその数字です。

令和2年度約20億円、令和3年度約25億円、令和4年度は、現時点で約30億円のマイナス影響が生じています。

　当初、中央区はふるさと納税の趣旨にのっとり、返礼品はしない方針を続けてきましたが、税の流出を少しでも抑えるために平成29年度12月から「ふるさと中央区応援寄附金制度」を開始しました。ふるさと納税で出ていく税が増加するなら、入る税をいかに増やしていくか、まだまだ試行錯誤が続いています。

返礼品についても中央区独自のものを用意しています。