<避難所の役割について>

 

中央区は区民の約90%が集合住宅にお住まいです。

そして、災害時には、この90%の方々は基本的に「在宅避難」となります。

 

今回10年ぶりに改定された都の被害想定では、新しい取り組みとして、身の回りで起こりうる被害のシナリオがタイムラインで表示されています。このタイムラインでいくと‟ライフラインが停止し、エレベーターが止まったまま、かつ備蓄の水や食料がなくなったマンション住民が、避難所に水や食料を求めて訪れるため、3日目あたりから避難所物資が枯渇する可能性がある“とあります。

 

こうした自宅避難民への3日目以降の物資の提供についてたずねました。

 

以下、区長答弁

‟新たな被害想定の見直しに伴い、これまでの避難者用の備蓄分に加え、在宅避難民用への備蓄も一定量備えた。現在の備蓄量で3日分を確保できると確認したところです。

 一方で、発災から時間が経過する中での想定を超える避難者や四日目以降の物資について調達の必要性を考慮しなければなりません。このため区では、発災直後より。各防災拠点から非難者数や物資の在庫状況の定期的な報告を受け、必要となる物資を的確に把握し、不足が予測される場合には、都や自衛隊、区が独自に協定を締結している自治体に対し迅速に救援物資の要請を行うとともに物流事業者に輸送協力を求めていきます。”

 

中央区における避難所は、今後も「情報と物資の集積所」としての役割が大きくなります。災害時の情報収集と区民への情報発信がスムーズにいくためのWiFiの整備は重要です。