6月の補正予算に
「東京湾大華火祭」の再開に向けた基礎調査費用として
494万5千円が計上されました。
昭和(!)63年(1988年)から始まった「東京湾大華火祭」は、
臨海部を代表する夏の風物詩として2015年まで、27年間続きました。
暑い中、延々と会場まで歩いた(でも楽しかった)思い出をお持ちの方も多いと思います。
なぜ、休止になってしまったのでしょうか?
約4万2千人を収容する晴海主会場と
約4万4千人を収容する晴海第2会場が
2020オリンピック・パラリンピック
の選手村の建設開始で使用できなくなったからです。
つまり、観覧場所の確保。
これが、大華火祭再開のための条件となります。
まだ、調査費が予算化された段階ですので、
中央区は詳細を明らかにはしていませんが、
選手村跡地の再整備で、
「晴海ふ頭公園」と「晴海緑道公園」がほぼ完成しました。
この場所を使える?
また、晴海運河をはさんで、向かい側、
江東区の豊洲は?
港区の芝浦は?
第2の問題点として、「開催費」があります。
実は、東京湾大華火祭は、中央区の単独開催でした。
2014年度の数字を見てみると
予算総額約4億3千万円のうち、
中央区負担 約2億7千万円(62,6%)
協賛金 約1億4千万円(32,8%)
がほとんどを占めています。
中央区が、毎年2億7千万円を負担していました。
これについては、
〇臨海区(中央・江東・港)での共催、費用も分担
〇民間の協賛
等、さまざまな方法が考えられます。
当時の調査で、この華火大会による
中央区への経済効果は75億円、と言われていました。
1年でも早く再開できるよう、取り組んで参ります。