最近の晴海フラッグ(選手村跡地再整備)に関する報道について、気になることがあります。目にする報道が、大変前のめりで、現状を正しく伝えているか疑問なのです。

 

例えば、こちらの報道、

ある特定の部屋が111倍になったことを取りあげて、晴海フラッグ人気を必要以上に煽っているように感じます。

 

冒頭、晴海フラッグの交通の便が悪いことに触れた上で

2019年から住宅販売を開始したHARUMI FLAG。当初は、最寄りの大江戸線・勝どき駅まで徒歩で20分かかることから、利便性の面で不安の声が上がっていた。

 

そして、事業者の‟今、ニーズの変化がある”との発言を引用した上で、

 

新型コロナの流行後、在宅ワークが広がって、交通便への優先度が低下。代わりに、広くて周辺環境が充実した住まいを求める人が増えた結果、HARUMI FLAGの購入希望が激増したという。

 

確かに、コロナ禍の今、「住まい」を求める人々の志向は変化しているのかもしれません。しかし、‟コロナで住まいに対する考え方が変わった”ように、いつまた、世の中の変化で「住まい」を選ぶ優先順位が変わるかもしれないのです。

 

このマンションを売るのは、民間事業者の仕事ですが、マンションを買って下さる方々は未来の中央区民。

学校や行政サービスと共に、公共交通の整備は重要な行政の仕事です。

 

まち開きの令和6年4月まで、あと2年しかありません。

報道に惑わされることなく、BRTの整備はしっかり進めていくことが必要です。