この週末は、大きなニュースが続きましたが、

トンガ海底での火山噴火もその一つ。

その影響で、日本でも奄美列島とトカラ列島に津波警報、

全国の太平洋沿岸に津波注意報が出されました。

 

気象庁は、今回の潮位変化は、地震にともない発生する通常の津波とは異なる。津波と言っていいのか分からないとして、「津波」という表現を避け、「潮位の変化」と表現。

この潮位の変化の詳細については、今後の報告を待ちたいと思います。

 

潮位の上昇は、鹿児島県の奄美大島の小湊で、15日午後11時55分に1メートル20センチ、岩手県の久慈港では16日午前2時26分に1メートル10センチでした。
 

さて、中央区の臨海部について津波に対する防災について確認しておきます。津波(潮位の上昇)から守るため、臨海部は防潮堤で囲まれています。

 

災害時の津波は中央区で過去最高とされる元禄型関東地震で、2.51m(満潮時)。東日本大震災では1.3mでした。

一方、隅田川テラス両岸を中心に整備が進んでいるスーパー堤防は、高さが6mあります。毎年行っている防災クルーズで、皆さんに必ず見ていただいています。

 

コチラが佃の石川島公園周辺のスーパー堤防。

なだらかな斜面は芝生におおわれています。

 

また、晴海選手村(晴海5丁目)は、堤防と陸こう(堤防の切れ目)の外側にありますので、盛土をして、土地そのものが6mの高さがあります。

 

 

6mの盛り土

以上が、中央区の津波対策です。