築地市場の移転が2年延期され、中央区はその後の築地市場再開発が大きな影響を受けました。

交通の面でも、環状2号線の本格運行が先延ばしとなり、公共交通のBRTは第一次プレ運行のままです。

 

過去は変えられませんが、少なくとも、小池都知事には、オリパラも含め、この市場移転延期が臨海部に与えた影響について、しっかりと総括してほしい。今後の計画については、早期に約束を果たしてほしいと思っています。

 

これは中央区だけではなく、市場移転先の豊洲(江東区)でも同じような問題が起きているようです。

 

都政新報(10月29日版)より

「先客万来」開業延期も

豊洲市場の賑わい創出を担う「先客万来施設」の開業が、2024年初頭にずれ込むとの見通しを万葉クラブが明らかにした。当初は23年春の開業を予定していたが、新型コロナの影響で資金調達に時間がかかり、本格着工が遅れたという。

豊洲市場は開業の延期を「了承していない」として、工期短縮を求める方針。

先客万来施設は、江東区が都に示した、市場移転の条件の一つ。豊洲市場周辺を、人が集るにぎわい施設となるよう、要望していたものです。

小池都知事の突然の市場移転延期により一時は万葉クラブが撤退を示唆するなど、混乱が続いていました。

 

江東区議会には、「清掃港湾・臨海部対策特別委員会」があり、この委員会には都の職員(港湾局5名、市場担当者9名)が理事者として出席しています。

 

一方、中央区会で、同じ問題を審議する「築地等地域活性化対策特別委員会」には、都の担当職員は出席しません。ゼロです。

これは大きな問題だと思います。