昨年の防災クルーズより(晴海客船ターミナルは重要ポイント)

 

 現在、新しい国際客船ターミナル、青海には、バースが1つしかありません。都は、当初、2つ目のバースができた時点で晴海の客船ターミナルを解体する予定でした。

それが、オリパラ後12月中に解体すると解体の時期が突然早まったのです。

 

 

私は、昨年から晴海客船ターミナルを複合施設として残すための活動をしています。昨年(令和2年)第3回定例会一般質問では、中央区の考えを質しました。

 

中央区長の答弁です。

東京都は、東京2020大会後の選手村のイメージとして、客船ターミナル部分についても晴海ふ頭公園として整備し、東側に新たに整備する晴海緑道公園と連続した開放的な水辺空間を形成するよう、豊洲・晴海開発整備計画の一部見直しを行ってまいりました。晴海五丁目のエリアは、大会後、HARUMI FLAGとして1万2千人もの新たな住民を迎えるまちに生まれ変わることからも、都とも連携して、水辺や緑に親しみ、にぎわいと潤いのある快適な住環境の整備を進めていく必要があるものと考えております。なお、現在の客船ターミナルは大会後に撤去されるものの、船舶の係留機能は確保することから、将来的にも埠頭機能は維持し、運用されるものと認識しております。

 

 建物は大会後に撤去し、晴海ふ頭公園と晴海緑道公園と連続した開放的な水辺空間を形成する。としています。ここで気になるのは。晴海ふ頭公園が晴海フラッグ(民間施設)の一部のようにとれることです。実際は、晴海ふ頭公園は都立公園です。晴海フラッグの住民だけではなく、広く開放されなければなりません。その意味でも、中央区としては、晴海客船ターミナルをそのまま「複合施設」として残し、コンサートやイベント、レストランとして運用する方法を探り、都と港湾局に働きかけてほしい。