国土交通省の交通政策審議会が7月15日、東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方について、答申を公表しました。

主に次の3件について、触れています。

 

⓵東京8号線の延伸

東京メトロ有楽町線を豊洲駅から分岐する形で延伸。半蔵門線の住吉駅へ至る。国際競争力の強化拠点である臨海副都心と、都心部東部のアクセス利便性向上や、東西線などの混雑緩和を目指す。

 

②都心部・品川地下鉄構想

東京メトロ南北線・都営三田線の白金高輪と、品川駅を結ぶ。リニア中央新幹線の始発駅である、品川駅周辺のアクセス利便性の強化を図る。

 

③臨海地下鉄

「東京ベイ eSG プロジェクト」の考え方を踏まえ、臨海部は「人と投資」のみなら ず「企業」も呼び込んでいくエリアであることにも留意が必要。

また、臨海地下鉄構想については、構想段階から事業化に向けた路線 への位置付けが課題であり、路線の意義や周辺まちづくりの進展も踏まえ、路線の 位置付けについて審議する必要がある。

※具体的な株式売却のあり方について

国土交通省は、国と都が全株式を保有する東京地下鉄(東京メトロ)について、それぞれ半分を売却するのが適切。国と都は、共同で具体的な売却手続きに入る。

平成28年の交通政策審議会答申より