中央区にはいくつかの公共交通網整備の可能性があります。

今のところなくなってしまったのが、ゆりかもめの延伸と、環状3号線の延伸です。しかしブログで取りあげたところ大変な反響がありました。ゆりかもめと3号線について、私は度々取り上げてきましたが、令和2年の第1回定例会における一般質問の、再質問では副区長からの前向きな答弁もありましたので、ここに抜粋して引用します。(赤字は筆者による)。

 

青木:新島橋の拡幅工事が、ようやく六月に終了いたしますね。新島橋が完了いたしまして、そのまま勝どき、そして、地下通路を使って、トンネルを出れば東京タワーという、これは大変観光資源にもなると思います。地下鉄開通までの対策として環状三号線について、もう一度中央区としても力を入れていくお考えがあるかどうか、地下鉄開通までの選択肢の一つとして、もちろん、それはずっと中央区のレガシーとして残りますので、この点について、再質問いたします。

 

吉田副区長:本区において、未着手のいわゆる幹線道路と言われるものについては、現実問題として、東京都が計画化しておいて未着手というのは三つございます。環状三号線であり、それから三一四号線という道路と、それから首都高速晴海線の都心部延伸でございます。私どもは、今回、首都高速の地下化を含めて、全体の体系が出来上がっていく中では、首都高速晴海線と、いわゆる都心の環状線との連結というのもあり得るかなと考えておりますので、そういった部分は促進をさせていこうと。三一四号線につきましては、御案内のとおり、新交通システムが勝どきまで入っていくという計画の片割れでございますので、これ自体については、明確に、晴海の地域における、いわゆる区画道路としての三一四号線は認めるわけですけれども、勝どきに渡っていく三一四号線については要らないのではないかという認識でございまして、これらについては否定をしていく。その上で、環状三号線が、三一四号線の入ってくる道とか何かに妨害されずに、ある意味ストレートに入っていくのであれば、環状三号線の有効性ということも否定できないので、そういった全体の道路に対する本区の姿勢というものを整理させていただいて、東京都に、我々としては働きかけていく必要があるというふうに認識しているところでございます。

 

以上、引用終わり。

 

このトンネルを通れば、勝どき・豊海⇔芝⇔JR浜松町を5分でつなぐことができます。晴海通りも、環状2号線も通りませんので、臨海部の交通量を分散し渋滞緩和策として、現実的な解決策の1つだと考えます。

 

※全文は中央区議会会議録からお読みに慣れます。